格安SIMに替えて月々の携帯代を安くしたいけど、仕事に悪影響がでるのは困る

僕はiPhone7を使い始めるにあたって、格安SIMに乗り換えることになりました。

ただし、心配なことが1つ。それは「ビジネスで利用するうえでデメリットが無いか」ということ。

そんなに頻繁にではないものの、月に数回は仕事で携帯を利用します。格安SIMに乗り換えることで、今までの仕事での使い方ができなくなるのは困る!と思ったので、必死で情報を集めました。

そこで今回は、仕事でもiPhone7を利用することがある人向けに、ネットで評判の良かった5つの格安SIMを比較し、ビジネスで利用しやすい格安SIMをご紹介させていただきます。

 

格安SIMのメリット・デメリット

まずはじめに三大キャリアと比べた場合の格安SIMのメリット・デメリットについてかんたんにまとめておきます。

メリット

  • 月額の利用料が安い
  • 料金体系が分かりやすい

三大キャリアに比べて格安SIMのほうがもちろん「格安」なわけですが、個人的には「ネットを見るのに○円+電話をするのに△円」といった「料金のわかりやすさ」こそが最大のメリットだと感じています。

もともとauを利用していましたが、インターネット利用料は○円だけどスマホを利用するためには××プランへの加入が必要、みたいな抱き合わせ商法がほんとうに分かりにくかった!格安SIMはすごくシンプルで気持ちいいです。

デメリット

  • 似たような料金の会社が多くて違いが分かりづらい
  • 三大キャリアに比べると通信速度が遅い
  • サポート体制が弱い

格安SIMの最大のデメリットは、「数が多くて選べない」ということではないでしょうか?例えば僕の場合、「月々のパケットが3GBで電話もできるSIM」を探したのですが、大半の格安SIM会社の料金は1,500〜2,000円と差がありませんでした。

情報を集め始めた段階では「何がちがうねん!」とめっちゃ混乱しましたね(汗)。

 

仕事でスマホを使うのってどんな時?

どんな場面で携帯を使うかな〜と整理してみると、僕の場合、以下のようになりました。

  • メイン業務は会社のHP運営(内勤)
  • 職場にはWi-Fi環境有り
  • 社内電話は一部LINE電話が利用できるが、顧客へは通常の電話を利用
    (月5〜10回程度)
  • 外出中にHP修正の連絡が入ることがあり、テザリング必須
    (月1〜3回程度)

基本的には、行き帰りの電車でくらいしか使わないものの、たまの外出時には、電車遅延が遅延してアポに送れるのが嫌なのでちょっと早めに近くまで行って喫茶店で仕事をしたり、お客さんからの問い合わせに電話対応をしたりと、ちょこちょこスマホを利用してました。

 

比較するために選んだ5つの格安SIM

僕が格安SIMの選定基準として重視したのは、「速度が遅くなるのは仕方ないけど、できるだけ1日を通して通信が安定している格安SIMであること」。

三大キャリアに比べるとどうしても通信速度が遅くなりがちな格安SIM。特にお昼と夜のアクセスが集中する時間帯は、普段の通信速度の●分の1、なんてこともあります。

HPの修正のために大量の画像データをアップロードする場合もあるので、できるかぎり通信速度に信頼感を持てる会社を探しました。

ただし、アプリで測定する場合にのみ通信速度が早くなる(アプリにのみ通信帯域の制限を解除している)格安SIMも存在しますので注意が必要です。そこら辺を詳しく検証している記事は下記のサイトをご確認ください。

MVNO格安SIMの速度比較 10月 | 格安スマホ回線研究所

集めた情報をもとに、回線速度が安定していて「使えるかな〜」と思ったのが↓。

  • Y!mobile
  • UQ mobile
  • Nifmo
  • mineo
  • IIJmio

この5社から、最終的に1社を絞り込んでいくことにしました。

 

それぞれの格安SIMについて7つの条件で比較してみた

想定している使い方をもとに、7つの条件で各社のサービスをまとめてみました。(※それぞれの情報は10月20日時点の各社の公式HPの内容をもとに記載しております)

 

①SIMフリー版のiPhone7でテザリングできる?

今回僕が購入したのは、SIMフリー版のiPhone7 Plusなので、これでテザリングが可能かどうかについてしらべてみました。Docomo系列の格安SIMでなければテザリングはできないようです。

Y!mobile ×(公式で購入できる5Sのみテザリング可能・専用SIM)
UQ mobile ×(公式で購入できる5Sのみテザリング可能・専用SIM)
Nifmo
mineo ○(Docomo回線のみ)
IIJmio ○(Docomo回線のみ)

 

②パケット3GB+通話可能なSIMを選んだらどれくらいの利用料になる?

これまでの月々のパケット利用料を確認してみると、2~3GB程度しか利用していませんでした。これまで以上にWi-Fiを活用する意識を持てば、月々3GBで十分といった印象。もちろん電話も利用するので、「3GBのデータSIM+通話可能」という条件で各社を比較してみると、Y!mobile以外はみごとなまでのよこ並び……(笑)

Y!mobile 2年間契約で月額3,980円(2016年10月末現在はキャンペーン中につき2,980円)
UQ mobile 1,680円
Nifmo 1,600円(余ったパケットは翌月に繰越し)
mineo 1,600円
IIJmio 1,600円

月々のパケット利用について、ちょっとだけ変わっているのがDocomo系列の格安SIMである『Nifmo』で「今月の余ったパケットを翌月に繰り越す」ことができます。例えば、3GBのプランを契約しているのに今月は2GBしか使わなかった、という場合は来月4GBのパケットを利用することができるのです。

余ったパケットの繰り越しはmineoでも可能(2016年11月3日追記)

Nifmoの特徴として紹介した「余ったパケットの翌月繰り越し」ですが、mineoでも利用可能であることを確認しました。テザリングする人にとってはかなりのメリットだと思うのですが、あまりアピールしてないんですよね……。

mineoユーザーサポート|よくあるご質問|サービス検討中のお客さま 基本サービスに関するよくあるご質問|使い切れなかったパケットを繰り越しすることはできますか?

 

③月のパケットを使い切る以外に速度制限される条件は?

月3GBのプランを申し込んだ場合、その3GBを使い切れば通信できなくなる(ものすごく速度が遅くなる)のは想像できますよね。一方で、それ以外にも、ある一定の期間にたくさんのデータ通信を行うと速度制限を受ける場合があるので各社の条件を調べてみました。

制限という意味ではIIJmio以外はあまり気にしなくて良さそうな制限レベルでした

Y!mobile 無し
UQ mobile 3日間で3GB→1日間200kbpsに制限(実質無し)
Nifmo 1日で650MB→当日のみ200kbpsに制限
mineo 特になし
IIJmio 3日で366MB→1日間200kbpsに制限(実質無し)

 

④電話の利用料金に差はある?

三大キャリア(au/Docomo/SoftBank)の通話料は20円/30秒ですが、格安SIMはどうでしょう?結論から言いますと、基本的には同じく20円/30秒です。

ただし、Y!mobileのように10分間までなら無料で利用できるものや、mineoのようにぶっ続けで30分・60分まで無料で利用できるもの、Nifmoのように専用アプリを入れるものなど、特徴的なオプションサービスやアプリを提供している会社もあります。

Y!mobile 10分までの電話が月300回無料。それ以降20円/30秒
UQ mobile  20円/30秒
Nifmo  20円/30秒(月額1,300円で完全かけ放題・ただしIP電話)
mineo  20円/30秒(30分840円・60分1,680円の定額オプション有り)
IIJmio  20円/30秒(830円のオプションで5分以内かけ放題、超過分10円/30秒)

1つだけ注意が必要なのが『Nifmo』。『Nifmo でんわ』という定額サービスに加入すると時間制限なしで無料で電話をかけることができます。ただし口コミを確認するかぎり、相手への着信が「非通知」になることが多いそうなので、仕事の電話には使いづらいですね。

 

⑤最低利用期間と契約解除料は?

あまり有ってほしくはありませんが、もしどうしても「やっぱりこのSIMじゃダメだ……」となった場合にそなえて、契約をやめる場合のコストについて調べました。

Y!mobileはもはやauやDocomoと変わりありません。しっかりと2年契約を結ぶ必要があります。(そのほうが、月額利用料が安くなるので)

ちょっとずるいと思ったのが「mineo」。契約解除料は「なし」と記載しているものの、利用を開始して1年以内に契約解除(他社への乗り換え)をしてしまうと、ナンバーポータビリティの転出料が高くなってしまいます

Y!mobile 2年間契約の場合、解除月以外は9,500円
UQ mobile 最低利用期間12ヶ月、契約解除料9,500円
Nifmo 6ヶ月。解約手数料8,000円
mineo なし(ただし12ヶ月以内のMNP転出料が11,500円)
IIJmio 12ヶ月。手数料12,000〜0円(利用期間に応じて金額が変動
(12ヵ月-利用開始月を0ヵ月とした利用月数)×1,000円)

 

⑥格安SIMから別のキャリアへの転出料するならどれくらいかかるの?

現在の電話番号のまま他社へ変更する場合、「NMP予約番号」というものを発行してもらう必要があります。このNMP予約番号を取得するのにいくらかかるでしょうか(auの場合3,000円でした)。

ほとんどの格安SIMが3,000円のところ、さきほどもちらっと書いたように、mineoだけ利用開始から1年経つまでは11,500円かかります。ただし、13ヶ月目以降はほかより安い2,000円に落ち着きます。

Y!mobile 3,000円
UQ mobile 3,000円
Nifmo 3,000円
mineo 12ヶ月以内は税込11,500円、それ以降は2,000円
IIJmio 3,000円

 

➆契約開始月の利用料はどうなるの?

キャリアを変更する際、既存の会社へはその月の利用料を満額支払うことがほとんどです。ならば、移行先である格安SIMの1ヶ月目の利用料はどうなるのでしょうか?

基本的には、日割りで計算してくれるのですが、「Nifmo」だけは初月無料という嬉しい料金体系となっております。

Y!mobile 日割り
UQ mobile 日割り
Nifmo 無料
mineo 日割り
IIJmio 日割り

 

僕の使い方に最適な格安SIMは『mineo』

冒頭で掲載したようなスマホの使い方をする僕の場合、もっとも適した格安SIMは「mineoのdプラン」と判断しました。

テザリング関係で精査すると、そもそもできないY!mobileとUQmobileが消え、3日間のデータ通信の合計が366MBまでしか使えないIIJmioが消え、残ったのはNifmoとmineo。

この2つを比較するときに重視したのが「電話の定額サービス」。

Nifoは月額1,300円でかけ放題に対し、mineoは電話時間の合計が30分間(840円)・60分間(1,680円)まで無料というサービスなので、Nifmoの方が良いのでは?と思うかもしれません。

しかし、Nifmoの定額電話サービス『Nifmo でんわ』の口コミを確認してみると、相手に非通知で電話がかかることが多いそうです。だれからの電話か分からないと相手に失礼なのでビジネスに利用するのは避けたい、という理由からNifmoも脱落し、もっとも満足できる格安SIMは「mineo」であるという結論になりました。

mineoの詳しいレビューについては、別記事作成予定なので、しばしお待ちください。

以上、TSUNJI(@tsunji1983)でした。