雑多ブログでも「直帰率」を下げる方法って無いの?

雑多ブログは、内容を特化したブログに比べると関連記事の数が少ないため、どうしても直帰率が高くなりがちです。(当ブログの12月の直帰率は81.8%)

せっかく検索エンジンから訪れてくれたユーザーが、「ここに欲しい情報は無いな~」と離脱してしまうのを避ける方法は無いのでしょうか?

雑多ブログのアクセスアップ」というカテゴリを作るにあたって、「5つの仮説」を考えてみました。

この「5つの仮説」のうち、下記の記事のとおり、SEOを強化を目的としたカテゴリ階層構造の最適化については取り組みを開始しています。

もし、検索エンジンからの流入が増えた場合、次に重要になってくるのが「その人になんとかもう1ページ見てもらう方法は無いか?」ということ。

そこで今回は「5つの仮説」のうちの1つ、「WordPressテーマを変更すれば直帰率を下げられる?」という仮説について検証するために、『マテリアル』というWordPressテーマに変更してみました。

【記事更新履歴】
  • 2016年10月23日:過去9ヶ月の検証結果を追記

 

なぜ直帰率を下げるためにテーマを変更するの?

なぜテーマを変更するのかというと、カテゴリごとの記事の一覧が表示されるテーマに変更することで、「アクセスした記事とは別のカテゴリの記事を読んでもらうことができないか?」を検証するためです。

雑多ブログは特化ブログに比べて、「同じカテゴリの記事が溜まりにくい」という問題があります。(もちろん、とあるカテゴリの記事に集中して記事をアップすればその限りではありませんが……)

そこで、訪れてくれたユーザーに「うちのブログにはこんな記事も有るんですがどうですか?」と別カテゴリの記事を紹介することで、直帰率を下げ、1人あたりのページビューを増加させることはできないか?という仮説をつくりました。

この仮説を検証するために、ブログ開始から2ヶ月半ほどお世話になっていた『Stinger5-Cheetah』から、トップページにカテゴリの記事覧を表示できる『マテリアル』というWordPressテーマに変更してみるわけです。

 

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無料WordPressテーマ「マテリアル」の凄さ

『マテリアル』は『ブログ用WordPressテーマ マテリアル』を運営しておられるNobuoさん(@Nobuo_Create)が公開してくださっている無料のWordPressテーマです。

僕が『マテリアル』を選んだ理由は3つあります。

1.カテゴリごとに更新記事の一覧が作られる

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一番の理由はもちろん、仮説を検証するための「カテゴリの記事一番を表示する機能」。本当にこれが実現したかった!

雑多なカテゴリがあるのなら、それぞれが小さなブログの集まりであるかのように、WordPressのカテゴリの最新記事、書評のカテゴリの最新記事、といった形で表示ができる。

この表示ができるテーマがなかなか無いんですよね。

仮説立案の記事でも触れたようにJUNICHIさん(@Junichi_Santa)のブログ『ブログマーケッターJUNICHI 』や、エローラさん(@uszero800)のブログ『Naifix』のトップページがすごく羨ましかった。でもJUNICHIさんは既存テーマをカスタマイズしておられますし、エローラさんに至っては、テーマそのものが自作…。

(エローラさんが作成しておられるテーマ『Gush4』でも同様のことができるのですが、エローラさん主催の『Ellora Bloggers Club』の参加特典ということで断念)

やっと見つけた無料のWordPressテーマが『マテリアル』というわけです。

 

2.どんな端末でも見やすい

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「レスポンシブデザイン」って聞いたことありますか?

Webサイトやブログを作るとき、どんな端末でも見やすいようにデザインやCSSを調整したデザインのことで、だいたい「パソコン」「タブレット」「スマートフォン」の3つ端末向けに見せ方を調整することが多いのではないでしょうか?(もしくはパソコンとタブレット以下の2つの見え方とか…)

それがなんと、 マテリアルには7つの見え方が調整されているんです

  • 1058px以上(パソコン用)
  • 1057px~851px
  • 850px~701px(タブレット・大)
  • 700px~601px
  • 600px~451px(タブレット・小)
  • 450px~351px
  • 350px以下(スマートフォン用)

 

公式サイトで提供頂いている子テーマにおいても、

  • 1058px以上(全体&パソコン用)
  • 1057px~701px(タブレット・大)
  • 700px~451px(タブレット・小)
  • 450px以下(スマートフォン用)

の4つそれぞれの見え方を調整するために、ここにCSSを書いてね!と分かりやすい。

無料のテーマでブレイクポイント(見え方が切り替わるブラウザの横幅)が6つとか…。ほんとに無料で良いんですよね…?と心配になります(笑)

 

3.細かいところにSEOの工夫がいっぱい

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カテゴリ最適化の記事でも触れましたが、例えばカテゴリを作成するとき、「説明」という欄に入力したテキストが、「カテゴリの記事一覧ページの説明」「meta description」「OGPのdescription」「サイドバーのカテゴリaタグのaltテキスト」に自動的に設定されます。

同様に、各記事の「抜粋」に入力したテキストは、「meta description」と「OGPのdescription」に設定されます。

こんな感じで、随所に工夫が凝らされており、丁寧にブログを運営すれば、それに合わせてもろもろの設定も反映される、かゆいところに手が届くWordPressテーマとなっております。

しかも、作者のNobuoさん(@Nobuo_Create)は、カスタマイズでつまずいたことや、ちょっとした疑問にもしっかりと答えて下さるめっちゃ優しい人!

カテゴリ最適化の記事の記事でつまづいていたところも、「ここ変えたら直りそうなので試してみてもらえませんか?」とご連絡までいただけたのです。(Nobuoさん、その節は本当にお世話になりました)

 

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9ヶ月間の検証結果

実施した1月も含めて9ヶ月間のトップページの「PV数」「直帰率」「滞在時間」をまとめてみました。(2016年10月23日時点で振り返り)

PV数 直帰率 滞在時間
1月 172 61.61% 2:06
2月 78 50% 1:11
3月 117 73.08% 0:53
4月 103 71.43% 12:53
5月 170 46.05% 5:22
6月 149 53.52% 2:23
7月 209 58.93% 6:48
8月 247 72.6% 15:23
9月 381 65.66% 7:43

トップページ自体の「PV数」は伸びてきているものの、「直帰率」や「滞在時間」についてはかなり増減の激しい結果となっております。

これは、その時々で人気のある記事がトップページに表示されているかどうかで、別ページに誘導できているかどうかが変わるため、数値が安定していないものと思われます。

一方、ブログ全体の「直帰率」は以下の通り。

  • 1月:79.6%
  • 2月:85.8%
  • 3月:86.7%
  • 4月:87.8%
  • 5月:83.1%
  • 6月:84.4%
  • 7月:85.7%
  • 8月:85.2%
  • 9月:83.4%

こちらもほぼ横ばい……。むしろ直近3ヶ月は直帰率が8割後半と数値が悪化している状況です。

このことから考えると、アクセスしたページとは別のカテゴリーの記事が表示されていたとしても、ユーザーがクリックしてくれる可能性は低い、という検証結果が導き出されます。

だとすると、「1人あたりのPV数」を伸ばしていくためには何が必要なのでしょうか?

そこで気がついたのが、「どの端末からのアクセスが多いのか」ということ。

当ブログのアクセスの6割以上は「mobile」です。ナビゲーションとしてのリンクはページのずーっと下の方にしかありません。

ということは各種のナビゲーションより、記事内で関連記事へのリンクを工夫したほうが、効果が高いのではないか?という新たな仮説が成り立ちます。

引き続き、検証を続けていきます。

直帰率を下げるためのWordPressテーマ変更まとめ

「WordPressテーマを変更すれば直帰率を下げられる?」という仮説について、過去9ヶ月間の数値を検証してみると、カテゴリの記事一覧が表示されるテーマを利用していたとしても、直帰率を下げる直接の効果は薄い、という結果になりました。(2016年10月23日追記)

さすがに、「子育て系」の記事を見に来た人が「WordPress系」の記事に興味を持ったりはしない、ということですね。

当ブログを始める際に選んだ『Stinger5-Cheetah』、今回の仮説を検証する際に選んだ『マテリアル』。どちらのテーマも無料で使えるにもかかわらず、機能も豊富でほんとうに素敵なテーマです。

ただし、「このテーマだから直帰率を下げることができる!」というわけではないと分かったので、今後は「記事の中でどうやって1人あたりのPV数を伸ばしていくか」に焦点をあてて、引き続き仮説と検証を続けていきたいと思います。

『Emanon Pro』へテーマを変更

ありがたいことに、コリスさん(@colisscom)のブログ開設10周年企画に当選したため、WordPressテーマを『マテリアル』から『Emanon Pro』に変更しました(2016年10月21日追記)。

シンプルな構成とスッキリとしたデザインを活かすことができるよう、記事の「読みやすさ」や「分かりやすさ」に注力していきます。

Emanon Pro – レスポンシブ対応 WordPress 有料テーマ

 

第1回(2016年1月)に考えた「5つの仮説」のうち、1つ目の仮説である「カテゴリを階層構造に変更することでベースのSEOを強化できる?」に関する検証記事は↓。

3つ目の仮説である「記事作成時のチェックリストを作れば滞在時間が伸びる?」についての検証記事は以下の記事をご確認ください。

以上、TSUNJI(@tsunji1983)でした。