最近、『小説家になろう』からいっぱい書籍化してるけど、本当に面白いの?

『小説家になろう』とは、日本最大級の小説投稿サイトで、公式サイトによると、「作品数40万以上、登録者数80万人以上、小説閲覧数月間11億PV以上」と非常にたくさんのユーザーが利用しています。

この『小説家になろう』において人気が出た作品は、かなりの高確率で書籍化へとつながるわけですが、極端な話、素人(中にはプロもいるけど)が書いた作品が本当に面白いのでしょうか?

ハッキリ言います。

びっくりするくらいたくさんの面白い作品があります!

そこで今回は、300件近い作品をブックマークする「読み専」の僕が厳選した、「書籍化したおすすめのラノベ」をご紹介させていただきます。

 

僕が好きな小説家になろう作品の特徴

大前提として、僕が好きなラノベの特徴(=これから紹介するラノベの特徴)についてご紹介させていただきます。

  • ハッピーエンド
  • 鬱展開なし
  • 理不尽なキャラなし

基本的に僕はチキンハートなので、「自分も頑張ろう!」と思えるラノベが読みたいんです。

また、一定の文章量がきまっている書籍に比べて、週刊誌のように連載し続ける『小説家になろう』作品においては、物語の起伏(起承転結や熱いバトルなど)にも注目しています。

 

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『小説家になろう』から書籍化したおすすめラノベ15選

15.蜘蛛ですが、なにか?

【あらすじ】
女子高生だったはずの「私」は、気がつくと見知らぬ地で、“蜘蛛”の化け物に生まれ変わっていた!?親蜘蛛の共喰いからは逃げのびたものの、迷い込んだ先は怪物たちの巣窟。毒ガエル、大蛇、巨大猿、果ては龍までもが跋扈する最悪のダンジョンを、小さな蜘蛛に過ぎない「私」は生き抜くことができるのか…って、無茶言うにもほどがあるでしょ!こんな状況仕組んだ奴、出てきやがれ―っ!!WEB中が応援した蜘蛛子ちゃんの生存戦略、堂々開幕!

2017年現在、だいぶ増えてきた「人間以外が主人公」の「異世界転移・転生もの」。

気がついたときにはダンジョンの最深部へと転がり落ちてしまい、周りの敵はめちゃくちゃ格上ばかり……。混乱しながらも、慎重にダンジョンを進んでいく主人公の姿にハラハラが止まりません。

また、ちょっとずつ強くなっていく姿にワクワクも止まりません(笑)

しばらく物語が進行すると、ある程度の強さを手に入れることができるので、「成長→無双」の流れが楽しめるのも本作の面白さの1つ。

あと、個人的にイラストがめっちゃ頑張っていると思います。

敵のモンスターについては厳つく&カッコよく、主人公の蜘蛛についてはほのぼの&可愛くえがかれていて、「本当に同じ人がイラストを書いてるの!?」とびっくりしました。

 

14.オーバーロード

【あらすじ】
その日、一大ブームを起こしたオンラインゲーム、“ユグドラシル”は静かにサービス終了を迎えるはずだった。―しかし、終了時間をすぎてもログアウトしないゲーム。意思を持ち始めたノンプレイヤーキャラクター。なにやらギルドごと、異世界に飛ばされてしまったらしい…。現実世界ではゲーム好きの孤独でさえない青年が、骸骨の見た目を持つ、最強の大魔法使い“モモンガ”となる。彼が率いるギルド『アインズ・ウール・ゴウン』の伝説が、いま始まる!圧倒的人気のWEB小説の書籍化。

『魔王様の街づくり!』が、チート能力はあるもののこれから成長していく物語であるのに対し、本作は暴力的なまでのチート能力で世界を(敵を)蹂躙する姿を楽しむもの

主人公に心酔している仲間たち1人1人がめちゃくちゃ強いのに加えて、主人公自身がそれに輪をかけて強い。

ほとんど苦戦らしい苦戦をしないので、ライトな気持ちでダークヒーローを楽しめるのではないでしょうか?(わりとエグい描写もあるので、ヒーローでは無い)

昔、ジャンプで連載していた『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』とか、初期の『女神転生シリーズ』あたりが好きな人は間違いなくハマる作品。

 

13.とあるおっさんのVRMMO活動記

【あらすじ】
「第6回アルファポリスファンタジー小説大賞」読者賞受賞作、待望の書籍化!
超自由度を誇る新型VRMMO「ワンモア・フリーライフ・オンライン」の世界にログインした、フツーのゲーム好き会社員・田中大地。モンスター退治に全力で挑むもよし、気ままに冒険するもよしのその世界で彼が選んだのは、使えないと評判のスキルを究める地味プレイだった!やたらと手間のかかるポーションを作ったり、無駄に美味しい料理を開発したり、時にはお手製のトンデモ武器でモンスター狩りを楽しんだり――冴えないおっさん、VRMMOファンタジーで今日も我が道を行く!

「さえないおっさん」といいながら、ハズレスキルが実は有用だったり、特別なNPCたちと交流することができたりと、完全に”主人公キャラ”。というかむしろヒーロー?(笑)

生産や、かわいいもふもふ達との交流など、のんびり楽しめるパートもあるし、3巻のグリーンドラゴン戦や7巻の龍の試練など、熱いバトルもあってメリハリが効いている。

細々としたイベントの描写も多く、たしかに「活動記」というかゲーム日記を読んでいるような気になれるので、「ネットゲームが好きな人」や「ほのぼの系のラノベが好きな人」におすすめ!

 

12.転生したらスライムだった件

【あらすじ】
何という事もない人生を送っていた三上悟は、通り魔に刺され37年の人生に幕を閉じた…はずだった。ふと気がつくと、目も見えなければ、耳も聞こえない…。そんな状況の中、自分があの“スライム”に転生してしまった事に気づく。最弱と名高いモンスターである事に不満を感じつつも、お気楽スライムライフを満喫する三上悟だったが、天災級のモンスター“暴風竜ヴェルドラ”と出会ったことで運命は大きく動き出す―。ヴェルドラに“リムル”と名付けてもらい、スライムとして新たな異世界生活をスタートさせた矢先、ゴブリンと牙狼族との争いに巻き込まれ、いつしかモンスターたちの主として君臨することに…。相手の能力を奪う『捕食者』と世界の理を知る『大賢者』、二つのユニークスキルを武器に最強のスライム伝説が今始まる!

戦った相手をどんどん味方(部下)にして、巨大な「国」を作っていくお話。

Web版がわりと淡々とイベントが進行していたのに対し、書籍版は非常に詳細にイベントが描写されていたり、キャラクターが掘り下げられていたりしたため、最初読んだときは別作品かと思った

書籍版になってからのオーガ達の「キャラ立ち」っぷりは異常(というか可愛い)。

スライム状態なのは序盤だけで、1巻の終盤には人型になれるので、「完全にモンスター状態なのはちょっと……」という人にも読みやすいのでご安心を!

 

11.甘く優しい世界で生きるには

【あらすじ】
勇者と聖女の子にして公爵家継嗣、王太子の幼馴染にして第三王女の婚約者。そんな大層な肩書きを持って生まれ、両親やその周囲に溺愛されて育ったドイル・フォン・アギニスは―グレた。多大な期待を背負いすぎた放蕩息子のドイルを待っていたのは、成人する前に葬ろうとする者の仕業か、はたまた謎の奇病か…期せずして高熱に侵され、彼は十五年という短い人生を閉じようとしていた。だが、まさにその時、転機が訪れる。ありきたりな居眠り運転の犠牲となった前世の記憶が呼び起こされると共に、奇跡的に回復へ向かったのだ。―冷静かつ大人となったドイルは思う。失いかけている肩書きを取り戻し、こんな馬鹿息子でも愛してくれた人々の為に真っ当な道を歩ける人間になろうと…。そして青年は、すべてを取り戻す仕切り直しの舞台へ歩みを進めるのだった。

祖父や父親が「槍の勇者」という称号を得るくらいに有名だったのに、主人公にはその才能がありませんでした。

そのせいでグレてしまい、好き放題に荒れていたけれど、前世の記憶を思い出したことで、このままではいけないと心を入れ替えて更生を誓う姿にものすごく好感がもてます。

「――――――私は、今日、この日を迎えるにあたり、考えました。入学式が成人式と共に行われる意味を、アギニスの姓を名乗る意味を、そして、今までの人生とこれからの人生を。そして、ようやく、覚悟ができました。その名の重さに散々逃げ回った私には、もう遅いかもしれませんが、ようやく背負って生きていく覚悟が持てたのです。【炎槍の勇者の孫】、【雷槍の勇者の息子】、【聖女の息子】、【アギニス公爵家継嗣】の名を背負って生きていく覚悟が、ようやく、私にもできました」

周囲の人間が「期待を押し付けていた自分」を猛省する一方で、周囲の人間への感謝と思いやりを忘れない主人公のギャップにものすごく優しい気持ちになりました。

また、「槍」の才能が無かった一方で、他の才能に溢れまくっていて、実はものすごく強いので「俺TUEEE!」な展開が好きな人にはぜひ読んでほしい作品です。

 

10.理想のヒモ生活

【あらすじ】
山井善治郎は、現代日本を生きる若手サラリーマン。ある日の朝。善治郎は突然、恐竜が闊歩する亜熱帯の異世界―カープァ王国に召喚されてしまう。召喚したのはカープァ王国女王、アウラ一世。善治郎を召喚した女王アウラは、善治郎に「自分と結婚して、こちらの世界で暮らして欲しい」と申し出る。理由は、善治郎が『百五十年前、異世界に愛の逃避行を図ったカープァ王族の末裔』だから。国内の貴族にも、王家の血を引く婚約者候補はいるのだが、彼等を婿に迎えれば、『男尊女卑』の毛色が強いカープァ王国では、女王と王配の間で権力闘争が起きる可能性が高い。そのため、善治郎に求められることは「できるだけ、何もやらないこと」…!?。「小説家になろう」総合ランキング第1位書籍化。

変わり種の「異世界転移・転生もの」パート1。

ごく普通のサラリーマンだと思っていた主人公が、実は異世界の王族の血をひいていた。まさにその「血だけ」が目当てで美人の女王に「結婚して欲しい。それ以外なにもしなくていいから」とお願いされる。

ある種、「それなんてエロゲ?」な作品。

 

とはいえ、「何もしなくて良い」といわれても、そこは勤勉な日本人×サラリーマン。ちょこちょこと奥さん(女王)の仕事を手伝ったり、魔法の勉強をしたりと楽しんでる。

ヒモというか、普通に夫婦生活を楽しんでるだけじゃね!?(笑)

異世界召喚されたサラリーマンが、のんびりと日々を楽しむほのぼのストーリーにすごく癒やされること間違い無し!

 

9.Trinitasシリーズ ドリーム・ライフ~夢の異世界生活~

【あらすじ】
人生に疲れた中年技術者は生まれ変わった。異世界の辺境領主の息子・ザックとして。神から授けられたのは「救世主を導け」という使命。それを胸に、ザックは剣や魔法の修行に勤しむばかりか、持ち前の知識で衛生や教育の問題を改革していく。やがて、少年は特産品開発のため、忘れかけた夢と再会する。それは、何と「酒造り」!?失われた情熱がよみがえる、「夢の人生」の始まりだった!書き下ろし短編も収録!内政チートファンタジー!

本作において、ものすごく重要なポジションを占めるのが「ドワーフ」という種族。

ファンタジー系のラノベにおいて、ドワーフは鍛冶が得意&無類のお酒好きな種族として紹介されますが、本作においては特にそれが顕著。

『小説家になろう』の中でも、かなり有名な「内政チートもの」、というか「お酒チートもの」なので、主人公が苦労して作り上げる「お酒」が、まさに万金の価値をもっています。

その姿は一部のユーザーから、「ドワーフ・ライフ」なんてささやかれるくらいに主役級の活躍をしてくれます(笑)

作者さまのお酒(特にブランデーなどの蒸留酒)への愛にあふれる作品なので、お酒好きの人はぜひ読んでみてください。

(あれ、神から授けられた使命はどこ行った?笑)

 

 

8.Re:ゼロから始める異世界生活

【あらすじ】
コンビニ帰りに突如、異世界に召喚された高校生・菜月昴。これは流行りの異世界召喚か!?しかし召喚者はおらず、物盗りに襲われ早々に訪れる命の危機。そんな彼を救ったのは、謎の銀髪美少女と猫精霊だった。恩を返す名目でスバルは少女の物探しに協力する。だが、ようやくその手がかりが掴めた時、スバルと少女は何者かに襲撃され命を落とした―筈が、スバルは気づくと初めて異世界召喚された場所にいた。「死に戻り」―無力な少年が手にしたのは、死して時間を巻き戻す、唯一の能力。幾多の絶望を越え、死の運命から少女を救え!大人気WEB小説、待望の書籍化!―たとえ君が忘れていても、俺は君を忘れない。

突然、異世界に召喚された主人公がもらった唯一のチートは「死に戻り」。ただ、特定の時間に戻るだけの能力をフルに活かして、ヒロインにふりかかる「死の運命」に立ち向かいます。

何度も何度も死に戻って、試行錯誤して、「やっと正解を見つけた!」と思ったら死に戻っての繰り返し……。

主人公の混乱や葛藤があまりにもリアルに描かれていて、一度読み始めると、結末が気になりすぎて一気に読み切りたくなるはず。

推理小説のように、「今の主人公の行動のどこに問題があったのか?」なんてことを予想しながら読むと、何倍も面白くなるでしょう。

 

7.ナイツ&マジック

【あらすじ】
とある一人の日本人が事故でこの世を去った。彼の魂は、異世界において『エルネスティ・エチェバルリア』として転生する。しかも、前世である日本人としての記憶を受けついだまま。エルの趣味嗜好も前世に倣ったものだった。彼は前世に続いて極度の『メカオタク』であったのだ。そんな生まれ変わった世界で、実在する巨大人型兵器である幻晶騎士と出会ったエル。彼は狂喜乱舞しながら、その操縦者となるべく行動を開始する。この世界での幼なじみを巻き込みつつ、メカオタクとしての暴走は続いていく―。小説投稿サイト「小説家になろう」で大人気のロボットファンタジーがついに書籍化。メカオタクだった青年が、転生し、思う存分本物のロボットを操る。

重度の「メカオタク」だった主人公が異世界転生で生まれ落ちた世界には、幻晶騎士という巨大人型兵器(ぶっちゃけガンダムみたいなやつ)があった。

大好きなロボットに実際に乗れることに狂喜乱舞する主人公。

「よし!自分で最強のロボットを作ってやる!!」

現代の知識(プログラミング能力)を駆使して、常識に喧嘩を売りながらロボットを改造しまくる姿は、かつてガンプラを改造しまくっていたころを思いだして妙に懐かしかった。

ロボットアニメやガンプラが好きな人にめちゃくちゃオススメな作品。

 

6.本好きの下剋上

【あらすじ】
幼い頃から本が大好きな、ある女子大生が事故に巻き込まれ、見知らぬ世界で生まれ変わった。貧しい兵士の家に、病気がちな5歳の女の子、マインとして…。おまけに、その世界では人々の識字率も低く、書物はほとんど存在しない。いくら読みたくても高価で手に入らない。マインは決意する。ないなら、作ってしまえばいいじゃない!目指すは図書館司書。本に囲まれて生きるため、本を作ることから始めよう!本好きのための、本好きに捧ぐ、ビブリア・ファンタジー開幕!書き下ろし番外編、2本収録!

変わり種の「異世界転移・転生もの」パート2。

本作を読むと、「ああ、『好き』ってこういうことか」と実感します。

自分にとって大好きなものが無い世界なら、それを諦めるんじゃなくて、世界そのものをかえてやる!

もちろん、最初から上手くいくわけじゃありません。たくさん失敗するし、主人公を助けるどころか、邪魔ばっかりする周囲の人間にやきもきします。

それでもあれこれと試行錯誤する様子を読むと、「自分にとってここまで大切なものはなんだろう?」とすごく考えさせられます。

一歩ずつ「本」に近づく様子を読むと、「頑張れ!もうちょっとだ!」と応援したくなります。

「俺TUEEE系」の異世界転移・転生もの以外を読んでみたいな〜という人におすすめの1冊。

 

5.異世界料理道

【あらすじ】
父親の経営する大衆食堂の見習い料理人、津留見明日太は、父親の魂とも言える三徳包丁を火事から救うべく火の海に飛び込んだ。そして気づけば、そこは見知らぬ密林の真っ只中。イノシシにそっくりの野獣ギバに襲われ、『森辺の民』を名乗るアイ=ファという少女に救われた明日太は、そこが異世界だということを知る。ガスコンロも冷蔵庫も存在せず、人々はただ生きるためにモノを喰らう。料理の概念がない異郷で見習い料理人がグルメ革命を起こす。小説家になろう発大人気異世界料理ファンタジー!

変わり種の「異世界転移・転生もの」パート3。

本作の魅力は「緻密に練られた世界観」。

アフリカあたりの原住民をイメージさせる複数の部族の人々や、中世ヨーロッパを思わせる街の住人たち。凝り固まった民族感情や差別的感情が、ものすごくリアルに描写されています。

そして、そんな閉塞感漂うコミュニティを、「料理」という文化でぶち壊す主人公の様子は、まさに料理無双といった感じ。

料理の描写もすごく上手いので、深夜には読まない方が良いかも。お腹減るから(笑)

 

4.悪の組織の求人広告

【あらすじ】
『世界征服を目指す悪の組織です!明るく元気な職場が、あなたのヤル気を待ってます!』時は二十二世紀。“大多数”の人々が幸福な暮らしを送る、今より少しだけ未来。ニート青年・小森寧人はある日、不可思議なWEBサイトを発見する。それは、世界的な大企業である、悪の組織『メタリカ』の求人広告だった。難関と言われる面接を奇跡的に突破した彼だったが、配属されたのは庶務課―つまり、ザコキャラ。戦闘員となってしまうのであった。そして、彼はこの世界の正義そのもの、白銀の騎士・ディランと対峙する。理不尽に統率された世界で、寧人は組織で出会った上司や同期の女の子、ライバルと共に世界を変える戦いに挑み始める。これは自らの信念と理想に従った、普通の青年の叛逆の物語である。

ショッカーのような悪の組織で、いち戦闘員から順番に出世していく「成り上がり系」の作品。

道徳や公序良俗違反を別にすれば、「正義」ってすごく曖昧ですよね。見方によって180度、意味合いが代わってしまう。

本作の主人公は、その「正義」にケンカを売ります。戦闘がめちゃくちゃ強いわけじゃないけど、自分の「信念」を貫き通す心の強さが本当にかっこいい。

思いっきりネタバレで申し訳ないんですが、なろうの最終話において、「悪」という意味が変わる描写があります。

悪:己の信念と理想のために、現在の常識や価値観を否定し戦うこと、もの。」

あなたは「信念」や「理想」がありますか?

 

3.最果てのパラディン

【あらすじ】
かつて滅びた死者の街―人里離れたこの地に一人の生きた子供、ウィルがいた。少年を育てるのは三人の不死者。豪快な骸骨の剣士のブラッド。淑やかな神官ミイラのマリー。偏屈な魔法使いの幽霊のガス。彼ら三人に教えを受け、愛を注がれ少年は育てられる。そしていつしか少年は一つの疑念を抱く。「…この『僕』って、何者なんだ?」ウィルにより解き明かされる最果ての街に秘められた不死者たちの抱える謎。善なる神々の愛と慈悲。悪なる神々の偏執と狂気。「約束だ。ちょいと長いが、語ってやる。多くの英雄と俺たちの死の…そして、お前がここで育った話でもある」―その全てを知る時、少年は聖騎士への道を歩みだす。

前世で人生の落伍者となりなにもできないまま死んでしまった主人公が異世界転生する。

これだけを聞くと、非常によくある「異世界転生もの」なのですが、本作においてはその過去の捉え方がものすごく印象的。

「《生きてる》のと、《死んでない》のって、ずいぶん違うんだなって」
「きちんと生きるなら、きちんと死ぬべきだと思うんです。
それがどんなに痛くても、苦しくても。
……でないと、また僕は、あの部屋に逆戻りしてしまう」

だからこそ「ちゃんと生きる」と決めた主人公がその想いを語る一幕は、読んでいるだけで泣きそうになりました。

辛いことや苦しいことがあったとき、ものすごくやる気にさせてくれる作品です。

 

2.ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

【あらすじ】
迷宮都市オラリオ―『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、少年は一人の小さな「神様」に出会った。「よし、ベル君、付いてくるんだ!“ファミリア”入団の儀式をやるぞ!」「はいっ!僕は強くなります!」どの“ファミリア”にも門前払いだった冒険者志望の少年と、構成員ゼロの真様が果たした運命の出会い。これは、少年が歩み、女神が記す、眷族の物語。第4回GA文庫大賞、初の大賞受賞作。

本作の一番の魅力は「一発逆転のバトルの面白さ」。

3巻のミノタウロス戦や5巻の階層主ゴライアス戦、7巻のアイシャ戦など、節目節目の重要な戦闘において、普段ヘタレな主人公が活躍する様子は、本当にスカッっとする。

また、主人公の成長の秘密が「好きな人に追いつきたいという想い」であることも重要。

だって男の子だもの。好きな人が見ているなら、意地と根性で困難に立ち向かうに決まってるじゃないか(笑)

おっさんにとってはちょっと気恥ずかしい「青春をひた走る様子」は、やっぱり読んでいて心地が良いですね。

(ちなみに本作は『小説家になろう』で開始されましたが、現在はすでに削除されており、書籍版でのみ連載されています)

 

1.インフィニット・デンドログラム

【あらすじ】
各プレイヤーの行動や性格、プレイスタイルによって独自に能力が進化するシステム“エンブリオ”。人と間違うような、確かにその世界に息づくNPCたち“ティアン”。そんな夢のようなシステムを備えたダイブ型VRMMO“Infinite Dendrogram”は、瞬く間に一大ムーブメントとなって世界を席巻し、数多くのユーザーがこのゲームを楽しんでいた。大学受験を終えて東京で一人暮らしを始めた青年・椋鳥玲二もまた、受験勉強の終了を記念して、かねてより兄に誘われていた“Infinite Dendrogram”を起動する―。WEB発超人気VRMMOファンタジー!!

僕はこれまで、1つ前に紹介した『ダンまち』が、『小説家になろう』から書籍化した、もっとも面白い作品だと思っていました。

しかし、この『インフィニット・デンドログラム』を読んで受けた衝撃といったらもう……。

「起・承・転・結」の分かりやすさはもちろんのこと、戦闘の盛り上がげ方が凄い!そしてなにより、「可能性を信じる」というシリーズコンセプトがグッとくる。

めちゃくちゃ困難な状況において、それを打開するのにちょうどよい新たな力に目覚める、いわば「ご都合展開」のはずなのに、それがぜんぜん安っぽくならない。

目の前の様々な可能性から自分の望む未来を掴み取るために、心も体もすり減らし、努力に努力を重ねる主人公の姿を読むと、「自分もやるぞぉ!!」と気合を貰えること間違い無し!

 

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『小説家になろう』から書籍化したおすすめのラノベまとめ

「無料で読めるなら、わざわざラノベを買わなくても良いんじゃね?」と思う人もいるかもしれません。

確かに、単純にストーリー展開が分かれば良いだけなら、ネット版で充分です。

ただ、「ストーリー量がものすごく増えたもの」や「すごくシンプルになったもの」、「説明の描写が丁寧になったもの」など、どの作品も書籍化することによって確実に読みやすく&面白くなっています

ひとことで言うと、「校正って凄げぇぇ!」って感じ。

また、自分が大好きで応援している作品が書籍化したから、お布施がてらラノベを購入したりするのも良いですよ(笑)

ぜひ、あなただけの「お気に入り作品」を見つけてくださいね!

ちなみに、今回紹介した作品も含めて、僕がこれまでに読んできたラノベをランキング形式でまとめた記事もあります(めちゃくちゃ長いけど)。お時間があるときにどうぞ~

以上、TSUNJI(@tsunji1983)でした。

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