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人を操る禁断の文章術|あなたにとって最高のブログ記事は何ですか?

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あなたにとって人生最高のブログ記事ってなんですか?

男女脳戦略』に引き続いて、メンタリストDaiGoさんの著書の大人買いシリーズ第2弾として、『人を操る禁断の文章術』を読んでみました。

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男女脳戦略』はビジネスパーソン寄りの、相手の性質に合わせてどんな伝え方をするべきかという対面のコミュニケーションに重点を置いた書籍でした。

一方で、この『人を操る禁断の文章術』は、他人を動かすにはどんな言葉を選択すべきか、を考えさせられる書籍でした。

僕にとって、本書の「なるほど!」と思ったポイントをまとめておきます。

 

 

あなたの文章に欠けていたのは「文章は行動させるために書くもの」という視点

文章とは、
読まれるために書くものではない。
行動させるために書くものだ。

これは本書のまえがきの一節です。そして最も重要なメッセージでもあります。

ライティングに関する書籍を読むと、メッセージを1つに絞ろうとオススメされることが多々あります。なので、僕自身、この「ワンメッセージ・ワンアウトカム(本書における表現)」については意識してきたつもりでした。ただ、実はこれだけでは足りなかったんですよね。

「ブログを書く」ということは、読んだ人に何をして欲しいのかを決めて書く、ということだったんですよ。紹介している本を買って欲しいのか、後でもう一度見たいと思ってはてブして欲しいのか、この人の記事ならもっと読みたいと思ってもらって別のページに誘導したいのか。

その記事が「何のための記事」なのかを意識できていなければ、心を動かす記事には成り得ない、というのはとてもショックでした……(過去記事修正しないと……)

 

その文章、説明しすぎじゃないですか!?

結局、心を動かすエンジンは相手の中にしかなく、文章はそのスイッチを押すための道具に過ぎません。そして、スイッチは指先1つで押せるように、文章もまた、短く説明し過ぎない簡潔なものでいいのです。

僕にとっての大きな課題は説明が長いこと。前職時代、上司によく「で、結論は?」と怒られていました。少しでも分かりやすい記事にしたい!と思うと、ついついあれもこれも、と詰め込んでしまうんですよね。

でもコレって、「僕にとっての事情」なんですよ。この記事にたどり着いた人にとっては、「そんなことどーでも良いから、自分の知りたい情報はよ!」とか思っちゃったりするんです、きっと。

「ユーザーにとって分かりやすい情報」の、「ユーザー」がどれくらいのレベルの人を想定するかで、説明すべき内容は全然変わります。ということは、もっと「どんな人に読んで欲しいか」をしっかりと想像(妄想)する訓練をしなければなりません。

 

演習問題が楽しい、けど正解できなくて悔しい

本書には、随所に演習問題があります。

例えば、

貴方は中堅結婚相談所の社員です。宣伝を担当しています。
クリスマスシーズンを3ヶ月後に控えた秋、結婚相談所としては会員の増やすために追い風の吹く季節です。

クリスマスまでに恋人が欲しい、新たな出会いを期待したい。そんな人たちに向けて、心に刺さる文章を考え、自社サイトに人を誘導すること。それがあなたに課せられた仕事です。

こんな時、貴方ならどんなキャッチフレーズを考えますか?

自分なりに案を書いてみて、「いざ!正解を!」と読み進めていくと、「えっ!?こんなんでいいの??」といった答え(一例)が出てくる。しかも説明にも納得感がある(というか直前に説明されていることだったりする)。

どれだけ、自分の文章作成に対する考え方が凝り固まっているか、度々思い知らされるわけです。いちいち、「なるほどな~」となりながら楽しく読み進めるのですが、正解に全くかすりもしないので、ちょっと悔しくもなりました(笑)

 

結論:文章は読み終わった人に「何」をして欲しいか決めてから書く

本書の中で紹介されていた文章の書き方に、まず結論やまとめを書いてから全文の作成に落とし込んでいく、という手法が紹介されていました。ブログの記事の作成って、まさにこの通りですよね?

「今日はなに書こうかな~」とか「あんなこと書きたい、こんなことも説明できる」と上から順番に記事を書くと、すごく時間がかかりませんか?しかも、書き終わってから見なおしてみると、「あれ?なんでこんな論旨になってるんだ?」と自分で混乱してしまったり(笑)

 

この記事で伝えたいこと=この記事を読んだあと行動してほしいことを決め、そのために必要になるであろうパーツを分解していく。ちなみにこの手法は『考える技術・書く技術』で紹介した、文章のピラミッド構造にもつながります。

しかも主題を決めることによって、自分自身が迷わない、というおまけ付き(笑)

考える技術・書く技術|コンサルタントに必須の論理的な思考法とは?文章力をアップさせたい! そんな思いで、ライティングに関する古典『考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則』...

今回の記事で紹介したのは、『人を操る禁断の文章術』の中でも、取っ掛かりとして意識すべき内容ばかりです。

人を操る文章術には3原則7トリガー5テクニックがあるそうなので、順番に検証しながら、効果の高かったものは順次紹介していこうと思います。

もし僕と同じように、「もっとアクセスを増やすのに効果的な文章が書けるようになりたい!」、と悩んだことがある人なら、本書の内容はすごく納得できるものになるでしょう。

 

ちなみに、僕にとって最高のブログ記事は人に紹介したい、と思ってもらえる記事です。

 

以上、TSUNJI(@tsunji1983)でした。

 

 

参考:本書の目次

参考までに、本書の目次を載せておきます。これは!』と思うところがあればぜひ読んでみてください。

第1章
文章が持つ力は∞(無限大)

第2章
「書かない」3原則で人を操る

第3章
人を動かす7つの引き金で、何を書けばいいかもう悩まない

第4章
あとは、5つのテクニックに従って書くだけ

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