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人生がラクになる7つの方法|あなたの悩み事を解決するためのQ&A特集

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あなたはいま、悩んでいることがありますか?

 

メンタリストDaiGoさんの著書の、大人買いシリーズ第4弾として『 人生がラクになる7つの方法 今すぐにあなたをストレスフリーにする66の実例アドバイス』を読んでみました。

本書は、「人間関係」「家庭」「恋愛」「勉強・仕事」「自分」「メール・SNS」という6つの分野について、計66個の具体的な質問に対してメンタリストのDaiGoさんが心理学的観点から回答する、というQ&A方式になっています。

もちろんのことながら、全部の質問を載せるわけにはいかないので、僕にとって特に納得できたものを5つピックアップしてご紹介させていただきます。

面白かった実例アドバイス5選

恋人や友人に避けられた時は自分をみがくチャンス

Q:突然まわりに避けらればじめましたが、理由がわからず、謝ることもできません。

A:自分がなにか悪いことをしたと思っていないのなら、謝罪や釈明の必要は有りません。(中略)恋人に振られたり友人から避けられたりしたときは、むしろ自分をみがくいいチャンス。

後半については心から納得できるのですが、前半はちょっと待って、って感じです。

ポイントは「自分が悪いことをしたと思っていないなら」の部分。気付かないだけで、人を傷つけてしまうことだって有るんですよね。それを知ら無いまま改善の機会を失うことは、成長の機会を失うことに繋がってしまいます。

なので、僕ならちゃんと理由を聞こうとします。もしそれを説明してもらえない、というのであれば、そこは自分が心を許せるコミュニティでは無かった、ということで、自分磨きに精を出すのが良いでしょう。

 

ものごとの8割を決めるのは全体の2割

Q:まわりからわがままと思われるのがいやで、友人に自分の意見を言えません。

A:相手を納得させられるだけの意見を持っていれば、あなたが話すのは会話全体の2割で十分なんです。

質問のシチュエーションは友人関係についてですが、これは周囲のいろんなことに当てはまります。(ブログのアクセスの8割は、すべての記事のうち2割が稼ぐものだ、とか)。

この、「ものごとの8割は、要素全体の2割で構成されている」という法則を「パレートの法則」を呼ぶのですが、それに則った会話術ということですね。

会議中とかに、この人、要所で良い意見言ってくれるなぁと思ったことは有りませんか?しっかりとした主張が有るのなら、矢継ぎ早ににしゃべるよりも、ここ!というところで言葉を発した方が説得力が有ると感じるのが人間という生き物の性質なんですよ。

 

強制力では相手は変わらない

Q:後輩がメモも取らず、仕事を覚えてくれません。やる気を出してもらうにはどうすればよいでしょうか。

A:根本から相手を変えたければ、行動を強制するだけではだめだということです。(中略)「仕事をしろ」「やる気を出せ」と言うのでは無く、「仕事難しい?」「覚えるのたいへん?」など状況に応じて相談にのってあげてください。

賛否はありそうだけど、どちらかと言うと賛成。そんなに下手にでないとダメなの?という意見も聞こえてきそうですが、そもそも「後輩を指導する」という業務を与えられた人間として、そのパフォーマンスを最大にするための努力を欠かすべきではありません。

以前、職場の上司に教えてもらった言葉があります。やってみせ、言って聞かせ、させてみせ、ほめてやらねば人は育たじ(山本五十六)

やっぱり人間、褒められたほうが嬉しいし、言葉で押さえつけるだけでなく、行動で引っ張ってくれる人の方が、付いて行きたい!と思うものです。

 

「おこる」と「しかる」は違う

Q:あいさつをしない後輩に注意したら、「あの先輩こわい」と言われてしまいました。

A:人間は、理由がセットになっているだけで、言葉に説得力を感じます。(中略)「おこる」は、怒鳴るなどして感情をぶつけること、「しかる」は注意して相手を変えようとすること

↑の強制力の話ともつながりますが、人間は感情があるので、ついつい「おこって」しまうんですよね。それをぐっと我慢して、こうしたほうがもっと良くなるんだよ?と提案してあげる、と。

あいさつ1つにしても、「しない」よりも「した」方がメリットがある、と伝えることで、説得力が生まれるだけでなく、「やってみても良いかも?」と心を動かすことができます。

 

やりたいことが無いなら選択肢が広がるような選択を

Q:高校生です。将来何になりたいかと聞かれると困ります。特に才能も無いし、夢も有りません。

A:選択肢は無限にあります。やりたいことが見つかったらやればいいんです。(中略)若いうちは、常に選択肢が広がる選択をし続けることです。

これ、すべての高校生に声を大にして伝えたい。高校生で将来の夢が決まっている人なんて、ほんの3割ほどだそうです。(参考:第18回 高校生の進学動機から見る大学の教学改革の重要性│オピニオン│高等教育研究室│ベネッセ教育総合研究所

以前、大学のキャリア系授業の企画や講師手配をする会社で営業をしていましたが、「なんとなく大学を選び、のほほんと大学生活を送り、就職活動がうまく行かずに自信を失う」という学生を山程見てきました。

将来について明確なビジョンを持つのはものすごく難しいです。でも、将来の選択肢を広げる努力はすぐにでも出来ます。多少なりとも高い偏差値の大学を選ぶ、とか、有り余った時間でできるだけたくさんの本を読む、とか。引き出しさえ増やしておけば、あとはそれの使い方だけですから。

 

結論:対象年齢は若めだが32歳のおっさんでも納得できる部分あり

本書では最初にDaiGoさんから読者へのGift(プレゼント/才能)として、「7つの生きるために必要な力(本文より)」が記載されているのですが、これと後半のQ&Aの内容に、あまり相関関係が無かったのがちょっと残念。(Giftのうち、○○を使いますよ~的なものがあれば分かりやすかった。ちょこちょことは記載有り)

Q&Aの部分については、1つ1つの回答が見開きの2ページで完結するようになっていて、とても読みやすくなっています。ただ、「薄く広く」といった印象なので、しっかりとした対応策というよりはヒントに近い感じ

また、学校における交友関係やお小遣いの話など、対象年齢は高校生~社会人になりたて、くらいの模様。それでも、↑で紹介したように「なるほど!」と思う部分はたくさん有りましたけどね。むしろ、もし自分に同じような相談があったらなんて答えるかな?と考えながら読むと、いっそう面白かったです(笑)

 

以上、TSUNJI(@tsunji1983)でした。

参考:本書の目次

参考までに、本書の目次を載せておきます。これは!』と思うところがあればぜひ読んでみてください。

この本を手にとったあなたへ

Gift 1
なりたい自分になるセルフ・プロデュース

Gift 2
会話で心をつかむ人を引きつける話し方

Gift 3
確実に実行できる習慣を設計する

Gift 4
情報を集めて役立てる知識獲得術

Gift 5
相手の心を射止める恋愛テクニック

Gift 6記憶を保管するノート術

Gift 7
特別な存在になるカリスマの条件

以下Q&Aカテゴリ
・人間関係
・家庭
・恋愛
・勉強・仕事
・自分
・メール・SNS

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