SIMフリー端末だからってなんでも使えるわけじゃない。

僕はこれまでauのXperiaZ2(SOL25)を2年ほど利用してきました。

だいぶ挙動がおかしくなってきたこともあり、iPhone7 Plusのジェットブラックを購入。1ヶ月のお預けを食らった後、やっと到着したiPhone7 Plus手にしたところで驚愕の事実が発覚。

XperiaZ2で利用していたSIMがiPhone7 Plusで使えない……

今回は、僕の失敗談をもとに、古いスマホからiPhone7に替えるときの注意点と、micro SIMからnano SIMに変更する方法を紹介します。

 

あなたはSIMカードを取り出してみたことはありますか?

どう頑張っても入りそうにないSIMカードの写真

僕は、スマホを使い始めてからもう10年以上、Androidを利用し続けてきました。MacBook Proを購入したこともあり、スマホもAppleデビューしちゃう!?と思ったときにちょうどiPhone7の発売が決定。

無印とPlusのどちらにするか悩んで、「せっかくなら新しい機能を使い倒したい!」とiPhone7 Plusを購入することにしました。

auの『誰でも割』の契約更新が12月と間近にせまっており、格安SIMも気になっていたので、SIMフリー版のiPhone7 Plusを入手すべく予約開始日にApple Storeへ突撃。

しかし、人気色ジェットブラックは予約が殺到し、iPhone7 Plusが手元に届くまでに1ヶ月待たなければなりませんでした。そして、さっそく利用しようと思ったところで事件が起きます。

あれ?XperiaZ2のSIMカード、iPhone7 Plusに入らないんですけど……。

なぜなら、XperiaZ2のSIMカードが「micro SIM」なのに対して、iPhone7に必要なSIMカードは「nano SIM」だから!

今から考えると、「なんで気づかないの?」って感じですが、なかなか自分でSIMカードを取り出すことって無いじゃないですか。なんか小さなSIMだったから大丈夫でしょ!と思っていたら、もっと小さいSIMが必要だった、というわけです……。

 

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SIMの形状を変更する3つの選択肢

いろいろなSIMカードが写っている写真

XperiaZ2のSIMが「micro SIM」であるのに対し、iPhone7に必要なSIMが「nano SIM」と分かった段階でまず思ったのが「SIMの形状を変更するにはどんな方法があるんだろう?」ということ。

調べてみたところ、大きく分けて3つの方法があるとわかりました。

 

1.micro SIMをnano SIMのサイズに加工する

SIMカードはキャリアから借りている状態なので、ちょっとグレーな選択肢ではありますが、micro SIMをnano SIMのサイズまで小さく加工するという方法です。

SIMカッターという穴あけパンチのような機材が1,000円程度で売っていますし、ハサミとヤスリでちょっとずつ削った、なんていう猛者もいたりします(笑)

費用は安く抑えられますが、失敗するとSIMカードが利用できなくなる&再発行に手数料がかかるため、かなりの危険を伴いますので、あまりおすすめはしません。

 

2.キャリアショップで交換してもらう

ご利用中のキャリアのショップに行って、SIMフリースマホを購入(もしくは譲渡)したことを伝えることで、適切なSIMカードに変更してもらう方法です。

SIM変更後に利用する携帯の現物と、2,000〜3,000円程度の事務手数料が必要ですが、確実に利用可能なSIMカードを入手することができます。

他社携帯電話機ご利用時のお手続き | スマートフォン・携帯電話をご利用の方 | au

 

3.キャリアの変更と同時にnano SIMを申し込む

ちょっと強引ですが、携帯会社そのものを変更し、nano SIMで新規契約を結ぶ、という方法です。

au/Docomo/SoftBankを利用している人が、格安SIMへ乗り換える際にSIMも変更する、といった状況ならわかりやすいですかね?

ご利用中の携帯の契約によって変わりますが、2年更新のサービス(auにおける『誰でも割』のようなサービス)を利用している場合には契約更新月以外で解約すると、1万円程度の違約金がかかります。またMNPのための事務手続きに3,000円かかることも覚えておいてください。

 

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知っておくべき3つの注意点

「注意!」と指を立てた女性

次に、上記の「SIMの形状を変更する3つの選択肢」のどれを選ぶべきか?を考えるにあたって調べたことの中で、注意すべき点を3つご紹介させていただきます。

 

1.同じnano SIMでもVoLTE対応/VoLTE非対応の2種類のSIMカードがある

できるだけ安くすませるためにSIMカッターを使おうと思ったんですが、やめました。なぜなら、同じnano SIMであっても2種類のSIMカードがあるからです。

あなたは「VoLTE(ヴォルテ)」という言葉を聞いたことはありますか?「4GLTE」なんて言葉なら聞いたことがあるかもしれませんが、ものすごく簡単に説明すると、VoLTEとは「LTE回線を利用した通話」という意味です。

実は、このVoLTE対応スマホが登場したのは2014年の夏。このタイミングでは一部のスマホのみ対応していました。

現在はほとんどのスマホがVoLTE対応となっていますが、VoLTE非対応のスマホで利用していたSIMカードは、例えサイズが同じであったとしてもVoLTE対応のスマホでは利用できないんです

XperiaZ2のSIMカードは「VoLTE非対応」なので、仮にSIMカッターでサイズを変更したとしても、「VoLTE対応」のSIMカードが必要なiPhone7 Plusでは、利用することはできないと判断してあきらめました。

VoLTE対応かどうかの見分け方

ちょっとややこしいのが、2014年発売のスマホのなかには、「ネットは4G回線だけど電話は3G回線」という機種があります(=XperiaZ2)。ぱっと見、通知バーに「4GLTE」と表示されているから、自分はVoLTE対応なんじゃ?と勘違いしかねないので注意してください。

VoLTE対応かどうかを確認するもっともかんたんな方法は、「実際に電話をかけてみること」。

もしXperiaZ2のようにVoLTE非対応のスマホの場合、通常は「4G」と表示されているのに、電話をかけた瞬間に「3G」に表示が変わるはずです。

キャリアでSIM変更する場合も手数料に注意

また、キャリアでSIMのサイズを変更してもらう場合も、VoLTE対応かどうかで事務手数料が異なる場合があるので注意してください。

例えばauの場合、もともと「VoLTEに対応しているmicro SIM」を「VoLTE対応のnano SIM」に替えるだけなら事務手数料は2,000円なのですが、今回のように「VoLTEに非対応のmicro SIM」を「VoLTE対応のnano SIM」に替えるなら、事務手数料が3,000円になってしまいます。

機種変更手続きのご案内 | スマートフォン・携帯電話をご利用の方 | au

 

2.格安SIMに乗り換えるなら違約金を気にする必要無し

僕に残された選択肢は、「キャリアショップでSIMを交換してもらう」か「キャリアを変更する」のどちらかだったのですが、最終的にキャリアを格安SIMに変更することにしました

auの『誰でも割』は更新月以外で解約すると約1万円の違約金が発生するんですが、更新月にかかわらずとっとと格安SIMに変更したほうが安くなります

僕の場合、更新月は12月でしたが、こちらの表をご覧ください。

すぐに格安SIMに乗り換えた場合 12月まで待ってから乗り換えた場合
10月 ・au利用料:1万円
・違約金:1万円
・MNPコード発行手数料:3,000円
・格安SIM契約手数料:3,000円
・格安SIM利用料:400円
(初月の利用料は日割りで算出)
・au利用料:1万円
・SIM変更手数料3,000円
11月 ・格安SIM利用料:2,000円 ・au利用料:1万円
12月 ・格安SIM利用料:2,000円 ・au利用料:1万円
・MNPコード発行手数料:3,000円
・格安SIM契約手数料:3,000円
・格安SIM利用料:400円
(初月の利用料は日割り)
合計 30,400円 39,400円

あと1ヶ月半待てば違約金は発生しませんが、月額利用料を考えるとすぐ格安SIMにしたほうがトータルで安くなります。

 

3.SIMフリーiPhone7じゃ無くて良いなら1〜2万円安く機種変することも可能

ちょっと本題からは外れますが、「SIMフリーじゃなくていいからiPhone7を使いたい!」とだけなら、キャリアに解約引き止めポイントをもらって機種購入代に充てることで1~2万円安く本体を入手することもできます。

僕の場合、大学入学と同時にauを使い始めてもう13年以上使っていたので、解約の連絡をした際に「1万ポイントをあげるから解約をやめてくれませんか?」と引き止められました。すでに本体を購入していたり、格安SIMに変更予定だったりと条件が厳しく、すぐに諦めた様子でしたが、もう少し粘ろうと思えば粘れた印象があります。

今からiPhone7を購入しようとしている人で、これからもauを使い続ける!という人は、「家族がSoftBankなので、トータルで安く利用するためにSoftBankに変更したい」などと伝えると結構なポイントをくれることもあるようです

XperiaZ2からiPhone7に機種変する人向け注意点まとめ

XperiaZ2のように2014年以前に発売されたスマホを利用している人がSIMフリーiPhone7を利用する場合、VoLTE非対応のSIMである可能性が高く、以下の2つのどちらかを選ばなければなりません。

  • 利用中のキャリアでSIM変更の手続きを行う
  • キャリアの乗り換えとともにnano SIMへ変更

僕自身は、毎月の利用料を抑えたかったので、違約金を支払ってさっさと格安SIMへ乗り換えました

すると今度は、「格安SIMっていっぱいあるけどどこが良いの?」という新たな疑問にぶつかるのですが、調べた内容が膨大になるので、下記の記事をご確認ください。

ちょっと古い機種を利用している人は、僕みたいに「使えないiPhone7 Plusを1日1回持って眺めてみる」といった悲しい日々を送らなくてすむよう、事前に必ずチェックしておいてくださいね!

以上、TSUNJI(@tsunji1983)でした。