34歳で購入したマイホーム

マイホームを購入するまでの基本的な流れと契約に必要な準備物まとめ

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「マイホームが欲しいな~」と思っている人は、「いつごろお金を支払うんだろう?」とか「どんな手続きが必要?」など、実際にマイホームを手に入れるまでの流れが気になりませんか?

今回は、僕が物件内覧時に不動産仲介業者の営業マンに聞いた「マイホームを購入するまでの流れ」と「準備物」についてまとめさせていただきます。

※すでに出来上がっている一戸建てやマンションを不動産仲介業者の仲介のもと購入する場合の例です。注文住宅の場合は、ハウスメーカーによって細かい流れが異なるので、直接ご確認いただくのがおすすめです。

 

Webサイトなどで物件を探す

スーモ』や『アットホーム』などの不動産情報サイトや雑誌で、自分の条件に合った物件を探します。気になる物件が見つかったら「資料請求」か「物件内覧の申し込み」をしましょう。

すぐに不動産仲介業者からメールや電話で連絡があるので、「予算」「物件の広さ」「周辺環境」などの希望条件を伝えてください。

問い合わせをした物件の他にも、条件に合わせた物件をピックアップしてくれます。

【準備物】

  • 自分がマイホームに求める条件を整理しておく

 

物件内覧(見学)に行く

気になる物件が見つかったら、物件内覧(見学)に行くことをおすすめします。

同じ「8帖の部屋」であっても、その形や窓の大きさで印象は全く変わります。また、「駅まで徒歩10分」でも歩道のある幅の広い道なのか、車一台がやっと通れる道なのかで「暮らしやすさ」が段違いですしね。

もし、希望の条件に合う物件では無かった場合は、「どこが気に入らなかったのか」や「希望条件の変更ができるか」を再検討してみてください。

【準備物】

  • 周辺地図
  • メジャー
  • メモ用紙

 

購入に関する申し込み

内覧も無事に終わり、「この家が良い!」という物件が見つかった場合は、売り主に購入意思を伝えるために申し込みを行います。(この時点では、マイホームの購入は確定していません)

中古物件の場合、建物の状態の確認を行う「インセプション」というサービスを利用したり、「あと○万円下がれば絶対買う!」といった価格交渉をしたりするのもこのタイミングです。

また、不動産仲介業者によっては「確かに購入する意思があるよ!」ということの証として、10万円程度の申込金が必要な場合があります。

【準備物】

  • 運転免許証(本人確認)
  • 健康保険証(勤続年数の確認)
  • 申込金(必要かどうかは不動産仲介業者による)
  • 認印(必須ではない)

 

住宅ローンの事前審査

売り主にとっても飼い主(自分)にとっても、「購入するつもりだったけど住宅ローンが通らず契約が白紙に……」という状況は避けたいですよね?

そこで各銀行に対して、「年収が●万円で勤続年数が▲年の人が○○○万円貸してほしいって言ってるけどどうですか?」と、先に問い合わせることを「事前審査」といいます。

基本的に、実際に組む住宅ローンより高い金利で計算し、「ちゃんと支払い能力があるか?」を審査されるため、事前審査に通っていれば高い確率で本審査もOKを貰えるでしょう。(申告漏れの情報が合った場合などを除く)

ちなみに、事前審査をしたからといって、必ずその銀行で住宅ローンを組まなければいけないわけではありません。自分の会社のメインバンク等で住宅ローンを組みたい等の希望がある場合は、本審査の際に手続きすれば大丈夫です。

【準備物】

  • 運転免許証(本人確認)
  • 健康保険証(勤続年数の確認)
  • 源泉徴収票
  • 実印(必須ではない)

 

売り主との売買契約

事前審査でOKを貰えれば、いよいよ「契約」です。

売り主・不動産仲介業者・買い主(自分)の三者立ち会いのもと、「契約書」と「重要事項説明書」の内容確認を行い、それぞれに押印(ハンコを押す)します。

また「売買手付金」として物件価格の5~10%程度のお金を支払う必要があります。不動産仲介業者によって、「現金で!」というところもあれば、「3営業日以内で振込」というところもあるので事前に確認しておきましょう(比較的、現金のところが多いそうです)。

【準備物】

  • 運転免許証(本人確認)
  • 健康保険証(勤続年数の確認)
  • 実印
  • 印鑑証明書
  • 収入印紙代(契約書に貼る必要あり)
  • 売買手付金(現金であることが多い)

 

住宅ローンの本審査

事前審査でOKをもらった銀行や、自分が希望する銀行にて、最終的に必要な借入金額の住宅ローンの審査をおこないます。

もし自動車の購入などにローンを組んでいる場合は、借入証明書が必要となるので事前の手配を忘れずに!

万一、融資不可(ローンに落ちた)となった場合は、売買契約は解除となり、支払った手付金などは返金されます。(契約書に貼った収入印紙代と、ローン審査にかかった事務手数料は除く)

【準備物】

  • 運転免許証(本人確認)
  • 健康保険証(勤続年数の確認)
  • 実印
  • 印鑑証明書
  • 住民票
  • 所得証明書
  • (その他の借入証明書)

 

銀行と住宅ローンの契約

本審査でOKが出たら、銀行との間にローンの契約(借入契約)を結びます。

この際、購入したマイホームの住所(新住所)の「住民票」と「印鑑証明書」が必要となるので、事前に役所へ手続きに行かなければならないので注意してください。

【準備物】

  • 新住所の住民票
  • 新住所の印鑑証明書
  • 実印
  • 銀行通帳
  • 届け印

 

住宅ローンの決済&カギの引き渡し

不動産仲介業者・司法書士・買い主(自分)の三者立ち会いのもと、「銀行→あなたの口座→売り主の口座」への支払いを行います。

また、不動産仲介業者や司法書士への手数料、登記費用の支払いなどもこのタイミングです。

支払いが確認できると、司法書士が所有権移転(土地や建物の登記変更)を行って、マイホームの購入が完了します。

【準備物】

  • 運転免許証(本人確認)
  • 実印
  • 銀行通帳
  • 届け印

 

まとめ

今回紹介したのは、あくまでも「基本的な流れ」です。

また、買い主(自分)を主軸とした話だけなので、登記の変更や不動産仲介業者さんや、売り主さんによって、必要とする書類や提出のタイミングが異なる場合がありますので、事前に流れを確認しておくことをおすすめします。

(というかむしろ、ちゃんと説明してくれない不動産仲介業者は利用するのをやめた方が良いです)