病気・怪我

子どもがかかりやすい病気一覧【流行時期・年齢・予防接種有無など】

子どもがかかりやすい病気について知っておきたい!

我が家の娘は2018年2月に40℃の高熱から熱性けいれんを起こし救急搬送しました。

血液検査・髄液検査・CT検査などで異常を見つけることができず不安な日々をすごしましたが、最終的に入院4日目にしてやっと「突発性発疹」が原因だと判明し、無事に退院することができました。

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この時の経験から、「子どもがどんな病気にかかりやすいのかちゃんと調べたい!」と思うようになり、様々なサイトで勉強させていただいています。

そこで今回は、「流行する時期」「かかりやすい年齢」「予防接種の有無」「登園許可証が必要かどうか」などの観点から、子どもがかかりやすい病気についてまとめてみました。

予防接種には市町村が実施する「定期接種(基本的に無料)」と、パパ・ママが各自で選ぶ「任意接種(有料)」があります。

そこで記事内の予防接種の項目では

  • 「なし」
  • 「あり」
  • 「あり(有料)」

という記載をさせていただいております。

 

熱が出る病気

子どもの熱を測る様子

咽頭結膜熱(プール熱)

流行する時期 6~10月
(特に7~8月)
かかりやすい
年齢
3~12歳
(過半数は5歳以下)
主な症状 ・高熱(38度から39度)
・のどの痛み
・結膜炎(眼の充血、痛み)
予防接種の有無 なし
感染経路 飛沫感染、接触感染、塩素濃度の管理が不十分なプール
登園許可証
(医師の意見書)
必要
(発熱、充血等の主な症状が消失した後2日経過していること)

「アデノウイルス」というウイルスが原因の感染症で、プールの水を介してヒトに感染することがあるので「プール熱」ともよばれます。

「手足口病」「ヘルパンギーナ」と合わせて「3大夏風邪」と言われるくらい、夏場に注意が必要な感染症です。

 

ヘルパンギーナ

流行する時期 5月~8月
(特に6~7月)
かかりやすい
年齢
4歳以下
(1歳代がもっとも多く、ついで2歳)
主な症状 ・突然の高熱(38度から40度)
・口腔内に水疱や発赤
予防接種の有無 なし
感染経路 飛沫感染、経口・接触感染
登園許可証
(医師の意見書)
不要

「コクサッキーウイルスA群」というウイルスが原因の感染症です。「3大夏風邪」の1つで乳幼児に多く見られます。

我が家の息子・娘も例に漏れずヘルパンギーナになったことがあるのですが、「喉が痛くてご飯が食べれない → お腹がすく → 眠たくても寝れない →ギャン泣き」という負のサイクルに入ると、一気に面倒を見るのが大変になります。

 

日本脳炎

流行する時期 夏~秋
かかりやすい
年齢
大人も含む全年齢
(現在は、希である)
主な症状 ・高熱(38度以上)
・頭痛
・嘔吐(おうと)
・下痢
・意識障害
・けいれん
予防接種の有無 あり
感染経路 蚊を介した感染
登園許可証
(医師の意見書)
不要

「日本脳炎ウイルス」というウイルスが原因の感染症です。以前は子どもや高齢者に多くみられた病気ですが、予防接種を受けることで罹患リスクを75~95%減らすことができるといわれています。

発症してしまうと20~40%が死亡、生存者の45~75%に後遺症が残る非常に危険な病気なので、絶対に予防接種を受けましょう。

 

溶連菌感染症

流行する時期 通年
(特に11月~4月)
かかりやすい
年齢
2~14歳
(約半数は5~9歳)
主な症状 ・高熱(38度以上)
・のどの痛み
・いちご状の舌
予防接種の有無 なし
感染経路 飛沫感染、接触感染
登園許可証
(医師の意見書)
不要

「溶連菌(溶血性連鎖球菌)」という細菌が原因の感染症です。溶連菌にはいくつかの種類がありますが、ほとんどの場合「A群β溶血性連鎖球菌」とよばれる溶連菌が原因です。

舌にブツブツができていちごのように見える「いちご舌」という症状がでることがあります(かならず出るわけではない)。

 

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

流行する時期 通年
(特に3月~8月)
かかりやすい
年齢
1~6歳
(特に3~5歳)
主な症状 ・発熱
・両側、あるいは片側の耳の下のはれと痛み
予防接種の有無 あり(有料)
感染経路 飛沫感染、接触感染
登園許可証
(医師の意見書)
必要
(耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ、全身状態が良好になるまで)

「ムンプスウイルス」というウイルスが原因の感染症です。大人になってから罹患すると重篤化することがあります。

予防接種は有料(任意接種)で、お住まいの地域によって値段は異なりますが5,000~8,000円程度の市町村が多いようです。

(最下段の参考リンクに大阪市の任意予防接種の一覧ページを記載しておきます)

 

インフルエンザ

流行する時期 11月~3月
かかりやすい
年齢
全年齢
(生後6ヶ月以内は要注意)
主な症状 ・高熱(38度から40度)
・頭痛
・倦怠(けんたい)感
・筋肉痛
・関節痛 など
予防接種の有無 あり(有料)
感染経路 飛沫感染
登園許可証
(医師の意見書)
必要
(発症から5日経過しかつ解熱後2日経過)

「インフルエンザウイルス」というウイルスが原因の感染症です。A型・B型・C型の3種類があり、予防接種を受けたとしても別の型のインフルエンザウイルスが流行した場合、罹患する可能性があります。

また、我が家の事例になりますが「うちは1歳以上からじゃないと受け付けていない」という病院が多く、娘(当時9ヶ月)の予防接種先を探すのにすごく苦労しました。

 

発疹が特徴的な病気

発疹のでている子どもの足

麻疹(はしか)

流行する時期 3月~8月
かかりやすい
年齢
半数以上は2歳以下
(最近は成人にも見られる)
主な症状 ・発熱(38度前後)、せき、くしゃみ、鼻水、目やに、目の充血
↓その後
・口内に1mm程度の白い斑点(コブリック斑)、体中に発疹、高熱(39度前後)
予防接種の有無 あり
感染経路 空気感染、飛沫感染、接触感染
登園許可証
(医師の意見書)
必要
(解熱後3日経過)

「麻疹ウイルス」というウイルスが原因の発疹性感染症です。感染力が非常に高く、麻疹の免疫の無い集団に1人の罹患者がいると12~14人に感染するといわれています(インフルエンザで1~2人)。

 

風疹(三日はしか)

流行する時期 3月~7月
かかりやすい
年齢
1~9歳
(特に2~3歳)
主な症状 ・発熱
・発疹
・リンパ節腫脹
予防接種の有無 あり
感染経路 飛沫感染
登園許可証
(医師の意見書)
必要
(風疹が消失していること)

「風疹ウイルス」というウイルスが原因の発疹性感染症です。

妊婦が妊娠早期に罹患すると、赤ちゃんが「先天性風疹症候群」という病気を発症する可能性があるので、風疹ワクチンを受けていない方は妊娠前に予防接種を受けておくことをおすすめします。

 

りんご病(伝染性紅斑)

流行する時期 冬~夏
かかりやすい
年齢
幼児~中学生
(5歳から9歳が特に多い)
主な症状 ・ほおに蝶(ちょう)形の紅斑(リンゴのほっぺ)
・手足の発疹※関節痛や関節炎は小児では少なく、成人で多く見られる
予防接種の有無 なし
感染経路 空気感染、接触感染
登園許可証
(医師の意見書)
不要

「B19ウイルス」というウイルスが原因の発疹性感染症です。ほっぺたに平手で叩いたような紅班が出現するのが特徴です。

赤みが治ったと思っても、日光や外的刺激で再度出現する可能性があるので注意してください。

 

手足口病

流行する時期 6月~8月
かかりやすい
年齢
4歳以下
主な症状 ・口の中の粘膜や手の平、足の裏などに水疱性の発疹
(肘、膝、おしりなどにも現れることあり)
・約3分の1に軽い発熱
予防接種の有無 なし
感染経路 飛沫感染、経口・接触感染
登園許可証
(医師の意見書)
不要

主に「コクサッキーウイルスA6、A16、エンテロウイルス71(EV71)」などのウイルスが原因の感染症です。口の中や手足に水疱(水ぶくれのようなつぶ)ができるのが特徴です。

夏に流行することが多いので、「咽頭結膜熱(プール熱)」「ヘルパンギーナ」と合わせて「3大夏風邪」と呼ばれています。

 

水痘(みずぼうそう)

流行する時期 通年
(特に12月~7月)
かかりやすい
年齢
9歳以下
(特に1~5歳)
主な症状 ・水疱(水ぶくれ)
・発熱(38度前後)※数日にわたり新しい発しんが次々と出現するため、 急性期には紅斑、丘疹、水疱、痂皮(かさぶた)のそれぞれの段階の発疹が混在するのが特徴
予防接種の有無 あり
感染経路 飛沫感染、接触感染
登園許可証
(医師の意見書)
必要
(全ての発疹がかさぶた化していること)

「水痘・帯状疱疹ウイルス」というウイルスに初めて感染したことが原因の感染症です。

予防接種を受けることで、重症の水疱をほぼ100%予防でき、2回の接種により軽度の水疱もふくめてその後の発症を予防できるとされています。2014年10月1日より、定期接種として予防接種を受けることができるようになりました。

 

突発性発疹

流行する時期 通年
かかりやすい
年齢
2歳以下
(0歳と1歳で99%を占める)
主な症状 ・急な発熱(38度~40度)
・発熱が3~4日継続した後、熱が下がるのと同時に胸やおなか、背中を中心に赤い発疹が出現
予防接種の有無 なし
感染経路 飛沫感染、経口感染、接触感染
登園許可証
(医師の意見書)
不要

「ヒトヘルペスウイルス6型」や「ヒトヘルペスウイルス7型」というウイルスが原因の感染症です。6型は生後6ヶ月~1歳の乳児が、7型は1~2歳がかかりやすいという特徴があります。

我が家の娘は11ヶ月のときに突発性発疹となり、熱性けいれん→入院を経験してしまいました。

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嘔吐・下痢のある病気

トイレに駆け込む様子

ノロウイルス感染症(感染性胃腸炎)

流行する時期 11月~4月
(特に11月~12月)
かかりやすい
年齢
年齢に関係なし
主な症状 ・吐き気
・嘔吐
・下痢
・腹痛
・まれに発熱
予防接種の有無 なし
感染経路 飛沫感染、接触感染
登園許可証
(医師の意見書)
不要

「ノロウイルス」というウイルスが原因の感染症です。「ノロウィルス」は熱や乾燥に強く、自然環境下で長時間生存でき、さらに感染力も高い、という注意が必要なウイルスです。

もし家族がノロウィルスとなった場合は、排泄物や吐瀉物は密封した上ですぐに捨て、乾燥して空気中に飛沫が広がるのを防ぎましょう。

 

ロタウイルス感染症(感染性胃腸炎)

流行する時期 1月~5月
(特に3~5月)
かかりやすい
年齢
生後6ヶ月~2歳
主な症状 ・高熱
・嘔吐
・下痢
予防接種の有無 あり(有料)
感染経路 飛沫感染、接触感染
登園許可証
(医師の意見書)
不要

「ロタウイルス」というウイルスが原因の感染症です。他のウイルス性胃腸炎と比べて激しい痛みや嘔吐を伴うことが多く、かつ非常に感染力が高いので注意が必要です。

治った後の免疫は不完全でもう一度罹患することもありますが、2回目は重症にはなりません。予防接種を受けておくことにより、1度目の罹患の症状を軽くすることができます。

 

呼吸器系(咳など)の病気

咳をする子ども

RSウイルス感染症

流行する時期 11月~2月
かかりやすい
年齢
出生後最初の冬で約半数が、2回目の冬でほぼ全員が感染
主な症状 ・鼻水
・咳
・発熱(38度から39度)※1歳未満(特に6カ月未満)の乳児が感染すると呼吸困難などの重篤(じゅうとく)な呼吸器疾患をひき起こし、入院が必要となることがある。
予防接種の有無 なし
感染経路 飛沫感染
登園許可証
(医師の意見書)
不要

「RSウイルス」というウイルスが原因の呼吸器の感染症です。生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の乳幼児が感染するとされています。

特に6ヶ月未満の乳児が感染すると重篤化することがあるので注意が必要です。

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と、全く嬉しくない経験をしております……。

 

百日せき

流行する時期 通年
かかりやすい
年齢
0~3歳
※母親からの免疫が期待できないため、生後6カ月以下の乳幼児でもかかる可能性あり
主な症状 ・風邪症状から徐々に咳が強くなる(カタル期:約2週間)
・短い咳が連続的に起こり、痰が出る(痙咳期:約2~3週間)
・激しい咳は徐々におさまるが、発作性の咳あり(回復期:2~3週間)
※乳児の場合、無呼吸発作など重篤になることがある
予防接種の有無 あり
※4種混合 or 3種混合の1つ
感染経路 飛沫感染
登園許可証
(医師の意見書)
必要
(特有の咳が消失していること、又は5日間の適正な抗菌性物質製剤による治療が終了していること)

「百日咳菌」というウイルスが原因の感染症です。激しい咳をともなう病気で、1歳以下(特に生後6ヶ月以下)の子どもが罹患すると亡くなってしまうこともある危険な病気です。

予防接種を受けることにより、罹患リスクを80~85%程度減らすことができます。

 

その他の病気

目薬

流行性角結膜炎(はやり目)

流行する時期 通年
(特に8月に多い)
かかりやすい
年齢
1~5歳に比較的多くみられるが、他の年齢でも発生
主な症状 ・結膜の充血
・まぶたの浮腫
・めやに
・涙
・眼痛
・耳前リンパ節のはれ
予防接種の有無 なし
感染経路 接触感染、消毒が適切にされていないプールの水など
登園許可証
(医師の意見書)
必要
(結膜炎の症状が消失していること)

「アデノウイルス」というウイルスが原因の眼感染症です。非常に感染力が高く、同じタオルで顔を拭くだけでも感染します。

 

急性出血性結膜炎

流行する時期 通年
かかりやすい
年齢
1~4歳に比較的多くみられるが、他の年齢でも発生
主な症状 ・突然の強い眼の痛み
・異物感
・結膜の充血や出血
・めやに
・目のむくみ
・目の表面の濁り※ごくまれに罹患(りかん)後6カ月から12カ月に四肢に運動麻痺をきたすことがあるので、経過観察をする上で注意が必要
予防接種の有無 なし
感染経路 接触感染
登園許可証
(医師の意見書)
必要
(医師より感染の恐れがないと認められていること)

「エンテロウイルス(70型)やコクサッキーウイルス(A24変異型)」などのウイルスが原因の眼感染症です。

ごくまれに、罹患した6~12ヶ月後に四肢の運動麻痺がおこることがあるので、経過観察が非常に重要です。

 

伝染性膿痂疹(とびひ)

流行する時期 初夏から夏にかけて
かかりやすい
年齢
年齢に関係なし
主な症状 ・水泡
・強い痒み
予防接種の有無 なし
感染経路 接触感染
登園許可証
(医師の意見書)
不要

あせもや虫刺されを引っ掻いた時に傷口に細菌が入ることで発症する皮膚の感染症です。

強い痒みをともなう水疱が特徴で、かきむしった手で身体をさわることで一気に全身に広がるため、火事があっという間に別の建物に飛び火するのに例えて「とびひ」とも呼ばれます。

 

 

伝染性軟属腫(水イボ)

流行する時期 春から秋にかけて
かかりやすい
年齢
3~15歳
(特に5~6歳ころがピーク)
主な症状 ・直径1~5mmくらいの丸くて表面に光沢のある柔らかいイボができ、大きくなると中央にくぼみが見られるようになる
(ほとんどの場合かゆみや痛みはない)
予防接種の有無 なし
感染経路 接触感染
登園許可証
(医師の意見書)
不要

「伝染性軟属腫ウイルス」というウイルスが原因の疾患です。一般的には「水イボ」と呼ばれています。

水イボをつぶすと小さくて白い粒のようなものが出てきます。この粒はウイルスの塊で、イボが破れることでウイルスが飛び散り、一気に周囲に感染し数を増やすことになるため注意が必要です。

 

まとめ

病院で記入する問診票のイメージ写真

「こんな病気にかかるのか」ということを少しでもしっておくことで、実際に子どもが病気になったときに「もしかしたら○○かも?ちょっと病院で詳しく聞いてみよう」と考えることができます。

また、予防接種についてはもしもの時のことを考えて、任意接種も含めて受けることを検討すべきでしょう。

参考大阪市:任意予防接種 (…>成人の健康>予防接種)

「もっとこんな情報も追加して欲しい」といったご要望があればぜひコメント欄からメッセージをください。

以上、TSUNJI(@tsunji1983)でした。

 

参考にさせていただいたサイト一覧