病気・怪我

生後1ヶ月の赤ちゃんのRSウィルスの症状と緊急病院で聞いた看病方法

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やっと子どもたちの体調が戻ったと思ったら、今度は僕が風邪をひき、子どもたちに移さないように隔離されているTSUNJI(@tsunji1983)です。

生後1ヶ月の赤ちゃんがRSウィルス感染症になったらどうすれば良いの?

前回、息子がRSウィルス感染症と突発性発疹を併発したことで気がつくのが遅れてしまった我が家の事例についてご紹介させていただきました。

RSウィルス感染症で40度の高熱⁉︎突発性発疹を併発した我が家の場合2人の子どもが次々に体調不良となり、てんやわんやの4月を過ごしたTSUNJI(@tsunji1983)です。 「息子が熱を出した!...

RSウィルス感染症と分かってすぐに子どもたちを別々の部屋にしてみたものの、時すでに遅し……。

残念ながら娘もRSウィルス感染症となり、救急病院へ担ぎ込む大事件に発展してしまいました。

そこで今回は、生後1ヶ月の赤ちゃんがRSウィルス感染症になったかどうかをどうやって判断したのか、また、救急病院で聞いた看病方法についてご紹介させていただきます。

 

RSウィルス感染症とは

まずは、RSウィルス感染症がどういう病気なのか確認しておきましょう。

 2日~1週間(通常4~5日)の潜伏期間の後に、初感染の乳幼児では上気道症状(鼻汁、咳など)から始まり、その後下気道症状が出現する。38~39℃の発熱が出現することがある。25~40%の乳幼児に気管支炎や肺炎の兆候がみられる。
1歳未満、特に6か月未満の乳児、心肺に基礎疾患を有する小児、早産児が感染すると、呼吸困難などの重篤な呼吸器疾患を引き起こし、入院、呼吸管理が必要となる。乳児では、細気管支炎による喘鳴(呼気性喘鳴)が特徴的である。

RSウイルス感染症|厚生労働省

ウチの娘の場合、生後半年未満どころか、生後1ヶ月でRSウィルス感染症にかかってしまいました。

重篤化した場合は即入院……。

本当に眠れない毎日でした。

 

我が家におけるRSウィルス感染症の初期症状

RSウィルス感染症は、見た目の症状は単なる風邪にとても似ているため、気づくのが遅れて重篤化する場合があります。

我が家の場合、すでに息子がRSウィルスであることが分かっていたため、「少しでも怪しい症状が出れば、即、病院へ行こう」と妻と話していました。

気をつけていた症状は以下の5点です。

 

咳(せき)

RSウィルス感染症の代表的な症状の1つが「咳」です。ただ、ウチの娘の場合、咳が出だしたのはRSウィルス感染症と分かって2日くらい経ってからでした。

 

鼻づまり

RSウィルス感染症のもう1つの代表的な症状が「鼻水」です。赤ちゃんは主に鼻呼吸のため、鼻が詰まると一気に呼吸がしづらくなるので、入院=呼吸管理が必要となるわけです。

ウチの娘の場合、病院へ連れて行くのを決めた時点では、鼻を覗いても鼻水が出ているのは見えないけど、息をするときに鼻水がひっかかる音(奥の方に鼻水がある感じ?)がしている状態でした。

 

呼吸の仕方と回数

鼻づまりに加えて、呼吸の仕方や回数からもRSウィルスの疑いがあるか判断できます。

普段は呼吸に合わせてお腹のあたりが上下していたのが、胸の中心から喉に近いあたりが上下するようになると注意です。また、呼吸も早くなり、1分間に40回以上だと感染が疑われます。(60回以上の場合は重篤化している可能性あり)

ウチの娘の場合、ぱっと見はそこまで苦しそうには見えなかったものの、呼吸が浅く1分間に50回近くなっていました。

 

発熱

ウチの娘の平熱は37℃前後です。病院へ連れて行くことを決めた段階では、37.9℃でした。

ただ、40℃を超える場合でも、突発性発疹と併発している場合があるので注意してください。

RSウィルス感染症で40度の高熱⁉︎突発性発疹を併発した我が家の場合2人の子どもが次々に体調不良となり、てんやわんやの4月を過ごしたTSUNJI(@tsunji1983)です。 「息子が熱を出した!...

 

食欲の低下

体調不良になると、一気にミルクの量が減ります。いつも100mlくらい飲んでいたのが、2回続けて60mlくらいしか飲まなかった段階で、救急病院につれていくことを決めました。

ちなみに、我が家は母乳とミルクの混合で育てているので、「ミルクの量」という判断基準がありましたが、母乳のみで育てているご家庭においては、「吸う力が弱まっていないか?」に注意すると良いでしょう。

 

救急病院で聞いたRSウィルス感染症の看病方法

RSウィルス感染症のやっかいなところは、インフルエンザにおけるタミフルのような特効薬が存在しない、ということ。

つまり、「発熱で汗をかいたら服を着替えさせる」とか「鼻水が出たらぬぐってあげる」といった対処療法しかありません。

そこで、救急病院で聞いた看病の注意点についてご紹介させていただきます。

 

出来る限り体を起こしてあげる

体を起こすとは言っても、直立で抱っこするというわけではありません。平らなベットに寝かせていると、痰が喉の一番気持ち悪いところに溜まって苦しくなるので、すこしだけ体を起こしてあげるのがポイント。

目安としては、ハイローチェアで1メモリだけ起こすイメージ。

 

ミルクは少量を回数多めで

上のRSウィルス感染症と判断した初期症状の項目でもご紹介したように、いつもは100mlくらいのミルクを飲んでいたのが、60mlくらいまで減ってしまいました。

このような場合、もしいつもは3時間毎にミルクをあげていたのなら、1時間半~2時間に1回などミルクを上げる回数を増やし、こまめに水分補給させてあげましょう

 

お風呂は入ってもOK

あくまで熱が高くない場合に限りますが、お風呂には入れてあげてもOKだそうです。

ただし、あまり長くお風呂に入れると、それだけで体力を消耗してしまうので、汗を流してあげることを最優先に、いつもよりすこしぬるめのお風呂にしてあげてください。

 

鼻水は見える範囲にあればぬぐってあげる

鼻づまりで苦しそうだと、ついつい吸引器などで吸ってあげたくなりますが、赤ちゃんの鼻の粘膜はとても弱いので注意が必要です。

鼻を覗いて見える範囲に鼻水が溜まっていたり、鼻づまりであまりにも息をするのが苦しそうな場合には、湿らせたガーゼなどぬぐってあげると良いでしょう。

 

生後1ヶ月の赤ちゃんのRSウィルスの初期症状と看病方法まとめ

幸い、ウチの娘は重篤化することなく、およそ10日ほどで元気になりました

「痰がのどに絡んで息がしづらいようならすぐに救急車を呼んで!」と救急病院の先生に言われたこともあり、本当に眠れない毎日でした。

それでも、早期に病院に連れて行って看病の方法を聞けたことで、ある程度、心の平穏を保ちながら過ごせた気がします。

同じようにRSウィルス感染症にかかってしまった赤ちゃんを看病するパパ・ママへにとって、我が家の事例が少しでも参考になっていれば幸いです。