34歳で購入したマイホーム

探し始めて3週間ちょっとでマイホームの購入を決定した3つの理由

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家を探し始めたと思ったら、3週間たらずで「家、決まりました」

別に「騙された!」とか「失敗した!!」という話ではないです(笑)

マイホームの購入に関する記事を書き始めた当時は、「人生で最も大きな買い物をするから、じっくり時間をかけてめちゃくちゃ勉強するんだ!」と思っていました。

それが、気がついたら3回目の内覧・計8件目の物件を見て「とりあえずローンの事前審査くらい受けてみる?」と手続きしてみたところ、あれよあれよと言う間に契約……。

そこで今回は、「我が家のマイホーム購入までの3週間」と「購入した理由」についてまとめておきます。

 

3週間のマイホーム探し

あまりにも急展開を迎えた「我が家のマイホーム探し」。激動の3週間についてまとめてみました。

 

見切り発車の初内覧

我が家には二人の子どもがいます。

一人目(2歳・♂)は元気に保育園に通っていますが、二人目(半年・♀)は空きが出るのを待っている状態で「もし育休が終わってしまったらどうなるんだろう?二人目を家で見ているのだから一人目も退園することになるのかな?」と急に不安になりました。

この不安を少しでもポジティブに捉えるために、「マイホームを探すなら今のうちかも!」と夫婦で相談し、「よし、この家を見に行ってみよう♪」と思いたったのが9月7日(木)。まだネットで情報収集すらしていないなかで、9月9日(土)には初めての物件内覧に出向いていました。

しかし、私達夫婦が想定していた条件はとても見通しの甘いもので、なかなか希望に合った物件は見つかりません。
(詳しくは『知識ゼロのサラリーマンがマイホームの条件や購入金額を考えたら?』参照)

「これは本気で勉強しないと!」と思い直し、Amazonで評価の高かった書籍を何冊か急いで買いました。

 

「ローン」の金額の大きさに震えた2回目の内覧

不動産仲介業者がピックアップしてくれた物件を、翌週の9月16日(土)にも見に行きました。

「駅からちょっと遠いし、予算をオーバーするけど許容範囲かな?」と思った物件の価格が3,480万円。(当初の予定では3,240万円くらい)

ちょうどその前日に読んだ『家を買って得する人、損する人(著者:松本智治)』という書籍の中で、『ローンヘルパー』という住宅ローンの支払いシミュレーションができるWebサイトを知り、「3,480万円を35年固定で支払うとどれくらいになるんだろう?」と計算してみて驚愕!

「金利が2%で4,822万(返済利息1,262万円)もかかるの!?

月々の支払いも11.5万を超えており、「こんなに払えるわけないやん!」と泣きそうになりました。

 

「庭付きの新築一戸建て」に出会った3回目の内覧

「住宅ローン」の重さに打ちひしがれた僕は、もう一度、妻とマイホームの条件について話し合うことにしました。

最終的に、「1.支払える金額、2.子どもがのびのび成長できる広さ(部屋数)、最寄り駅(通勤のしやすさ)」の順で検討することを決意。

現在の家賃が駐車場込みで約10万円のため、「月々の支払いを8万円くらいに抑えたい!」と考えると、「金利が2%で2,400万円、1.5%で2,600万円」というのが、ある程度余裕を持って支払えるローンの金額になりました。

この金額では、当初予定していた地域での物件探しは難しく、JRの快速や新快速が停まる駅を順番に調査していると、今の家よりもっと通勤時間はかかるけど、2,500万ほどの新築一戸建てを発見。

9月23日(土)に3回目の物件内覧へ行くことにしました。

実際に見てみると、これまでに見てきた物件に比べて間取りが格段に広く、駐車場は縦にだけど2台の車が置けて、庭までついた物件が1,000万円も安い……。

「これはもしかすると『縁』なのかもしれない……」と思い、手続きを進めてみることにしたんです。

 

あっさりおりた事前審査

仮に2,500万円の家だとしても、諸経費は150~250万円程度かかります。

もし自己資本比率を10%にするとした場合、

2,500万円 ー 250万円(支払い総額の10%)= 2,250万円

しか借り入れできないわけで、諸経費と合わせて400~500万円の貯金が必要になってしまいます。

急だったこともあり、家具の買い替えなども含めると資金繰りに不安があったので、ダメ元でフルローン(頭金なし)で事前審査をしてみたところ、あっさりと「事前承認通知書(ローンの許可がおりた証明書)」をゲット。

そして9月30日(土)に、売り主と不動産仲介業者の三者立ち会いのもと、重要事項説明書と契約書の読み上げを行い、それぞれに押印して売買契約が締結されたわけです。

 

マイホーム購入を決意した理由

1年くらいの期間をかけて、じっくりと勉強しながら理想のマイホームを見つけるつもりが、探し始めてほんの3週間で契約に至りました。

正直、ものすごく不安はあります。

それでもなお、「今、マイホームを購入しよう!」と決定した理由があります。

 

完成から4ヶ月が経過して値下がりした新築一戸建てだった

マイホームを購入するうえで、もっとも怖いのは「ローンが支払えなくなって家を売ろうとしても、売却価格がローン残高を下回って自己破産すること」。

特に新築物件は、「契約して名義が代わった瞬間に物件価値が1~2割下がる」と言われています。

一方、この物件価値は「売却価格がいくらか」ではなく「その家を建てるのにどれくらいの費用がかかるか」が基準となるそうです。

つまり、「新築物件が売れ残って値下がりした場合」は、購入時の価格ではなく建築費用が参考値になるため、もし値下がり幅が「物件の最初の価格の2割」に近ければ、物件の価値の低下をある程度吸収してくれることになるんですよ。

今回購入した物件は、当初の販売価格が3,000万円。全7戸の分譲住宅のうちの売れ残りで、完成から4ヶ月経過して約500万円値下がりしている状態で、まさに条件に合致する住宅だったわけです。

 

妻の実家に近くなった

現在の家は、夫婦それぞれの実家から距離があり、「子どもが熱を出した!」となってもサポートを受けれる環境にありませんでした。

特に息子が体調を崩すと、「ママが良い~!!」と大泣きするので、「息子=ママ、娘=自分」というチーム分けで看病する必要があります。

幸い、僕の勤めている会社がものすごく子育てに理解のある会社で、休みの変更や電話打ち合わせなど柔軟な対応をしてくれたことで大きなトラブルなく勤務することができていますが、それに甘えてばかりもいられません。

新居に引っ越すことで、僕の通勤時間は40分ほど増えることになるものの、妻の実家まで車で10分で行けるようになるので、「今日は大事な打ち合わせだから、申し訳ないけど実家で待ってて!」といったこともできるようになる……はずです。

 

やっぱり「庭付きの一戸建て」は魅力的

1回目と2回目に内覧した物件は、どれも20坪に満たない土地に頑張って家を建てている状態でした。駐車場も狭く、普段「妻:僕=9.5:0.5」くらいの比率でしか運転しない我が家において、「これ、俺には絶対駐車できんな……」と勝負を諦めざるを得ない状況(笑)

それが、倍以上の土地面積で庭まで付いた新築一戸建てで普通車2台が余裕で駐車可能という「圧倒的な広さ」は、「家庭菜園をしてみようか?」とか「DIYとか楽しそう」に夢が広がりました。

使い古された言い回しではありますが、やっぱり「庭付きの新築一戸建ては夢のマイホーム」なんだと実感しましたね~

 

まとめ

マイホームに求める「理想」は、それぞれの家庭によって違うでしょう。

我が家の場合は、「余裕をもって支払えるローンが組めるかどうか」と「安心して子育てできる環境かどうか」を特に重視しました。

他にも、「駐車場が広いので、手放したバイクをもう一度購入できそう!」とか、「海が近いので釣りができる!」など、細々とした理由(打算)もたくさんあります(笑)

新しい環境で仕事も子育ても趣味もとことん楽しんでいきたいと思います。(まだ引っ越すまで1ヶ月以上あるけど……)