ビックスクーターってたくさんの車種が有るけど初心者にはどれがおすすめなの?
ビッグスクーター人気車種というと、『マジェスティ(YAMAHA)』『フォルツァ(HONDA)』『スカイウェイブ(SUZUKI)』あたりでしょうか。
もちろん、どのようなバイクの乗り方をするかによっておすすめは変わりますが、もしあなたがバイクの免許を取ったばかりで、初めてビッグスクーターを購入するのだとしたら、僕は『スカイウェイブ』をおすすめします。
今回は、これまでに『スカイウェイブタイプS』と『スカイウェイブタイプM』を乗ってきた僕が、スカイウェイブの3つのおすすめポイントについて紹介させていただきます。
1.特に高速道路の走行が安定する
中型~大型バイクに乗る人の多くは、長距離移動(高速道路の利用)を視野に入れているはずですよね。
ただ、バイク初心者にとって、「80キロ以上で走行する高速道路」はかなり勇気が必要なのではないでしょうか?(少なくとも僕は、初めて高速道路に乗ったとき、怖くてすぐにサービスエリアに入りました、汗)
少しでも安定して高速道路を走るために重要なのが「エンジン性能」と「車体の重さ」。
『マジェスティ』『フォルツァ』『スカイウェイブ』の3つの車種を比較すると↓のようになります。(2016年12月現在、公式サイトの数値を掲載)
車種 | エンジン | 車体の重さ |
マジェスティ | SOHC | 188kg |
フォルツァ Z | OHC | 201kg |
スカイウェイブ タイプS/タイプM | DOHC | 214kg/221kg |
スカイウェイブは3つの車種の中では、高速域において最もパワーのあるエンジンを積んでいるのと同時に、車体も重いため、ちょっとやそっとの風には流されずに高速道路を走行することができます。
参考どっちが高性能? バイク用エンジンのSOHCとDOHCの違いを徹底解説 | バイクのニュース
また、「それだけ車体が重たいと、街乗りで小回りがきかなくなるんじゃ?」と思うかもしれませんが大丈夫です。
側面がゆるやかにしぼられる車体デザイン(カットフロアボード)になっているので、しっかりと地面に足をつくことができます。
2.クッション性が高く長時間乗っても疲れにくい
僕は、自分自身がビッグスクーターを購入する時、まさに『マジェスティ』『フォルツァ』『スカイウェイブ』の3車種で悩みました。
「カタログやWebサイトを見ても分からん!」と思い、レンタルバイクや知人の愛車で全部に試乗してみました。
その時に感じたのが、スカイウェイブのサスペンションの柔らかさ(クッション性の高さ)。
スカイウェイブは特にサスペンション構造に力を入れているビッグスクーターで、二人乗りの荷重にも十分に耐えることのできる車体構造になっています。
大容量のダンパーを採用したリンク式リヤサスペンションを装備し、1人乗りでも2人乗りでも、街乗りから高速道路まで幅広く、快適性とスポーツ性を両立した走行性能を発揮します。サスペンションユニットは車体下部の中央にレイアウトされ、安定した走りに役立つ低重心化にも貢献しています。
いくら舗装された道路であっても、長時間乗っていれば、細かい振動のせいで腰や腕にかなり負担がかかります。
スカイウェイブのようにクッション性の高いビッグスクーターであれば、その負担をかなり軽減できる、というわけです。
3.シート下収納(メットイン)が長方形で荷物がたくさん入る
スポーツタイプのバイクとビッグスクーターの大きな違いは、「荷物の積載量」ではないでしょうか?
スポーツタイプのバイクでは、シートの下にちょっとした工具を入れる場所が付いているくらいですが、ビッグスクーターはシート下にフルフェイスのメットが入る大きなボックスがついています。
中でも、スカイウェイブのシート下のボックスは、ほぼ長方形のため、フルフェイスのメットを2つ横並びに入れることができます。
マジェスティのシート下の収納
引用:特長紹介:マジェスティ – ヤマハ,YAMAHA,ビッグスクーター,スクーター,マジェスティ,MAJESTY,特長 | ヤマハ発動機株式会社
フォルツァのシート下の収納
引用:Honda | バイク | FORZA(フォルツァ) | 主要装備 | ラゲージボックス&ツインオープン・シート
スカイウェイブのシート下の収納
旅行バックをそのままつっこむことができるので、泊りがけでツーリングに行くときに、わざわざ荷物の詰め替えをしなくて済んで、すごく重宝しました。
スカイウェイがおすすめな3つの理由まとめ
スカイウェイブの特徴をまとめると以下の3つ。
- 重大事故につながりやすい高速道路が安心
- 長時間走っても疲れにくい
- 旅行バックがそのまま入るくらいにシート下収納がでかい
僕自身は、山道をガンガン攻めたり、高速でガッツリスピードを出したりするより、のんびりと下道を走って、泊まりでツーリングに行くのが好きだったので、スカイウェイブ一択でした。
ただし、人によってバイクに求めるものは違うので、可能であれば、購入する前にレンタルバイクで半日程度、気になるバイクに乗ってみた方が絶対に良いです。
決して安くないビッグスクーターを購入するなら、自分にピッタリのものを見つけたほうが長く楽しいバイクライフを満喫できるでしょう。
僕はしばらくバイクをお休みすることになりましたが、この記事が、これからビッグスクーターデビューする人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
以上、TSUNJI(@tsunji1983)でした。